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グレートオーシャンロード

チーズワールド Cheese World

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2008年1月25日(金)
チーズワールド Cheese World
ワーナンブールチーズバター工場
WARRNAMBOOL CHEESE & BUTTER FACTORY
ワーナンブール Warrnambool
グレートオーシャンロード
Great Ocean Road ビクトリア Victoria
この場所の地図 Google Map

今日のメルボルンの最高気温は、30度ほど快晴でした。夕方からは少々、曇ってきましたが、良いお天気を維持しています。
全豪オープンもいよいよ明日は、女子決勝です。

ワーナンブールからグレートオーシャンロードと内陸を走るプリンスハイウェイの分岐点近くにあります。

 ビクトリア州の最大の産業は農業、特に酪農製品です。グレートオーシャンロードも一歩、内陸部へ入ると広大な緑の大地が広がっています。
ワーナンブールも酪農で有名な町です。周辺部から集められた牛乳を処理してバター、チーズなど各種の酪農製品を出荷しています。チーズワールドでは、ワーナンブール、チーズバター会社の製品だけでなくグレートオーシャンロード一帯のチーズ、バター製品を数多く取り揃えており、酪農製品ファン、必見の場所です。
1855年に6軒の酪農農家の組合としてスタートして1888年に現在の会社を作り、現在は、600軒以上の農家から牛乳を集めています。

チーズワールドWeb

ワーナンブールチーズバター工場Web

この地方のワインも豊富にあります。

ラストンホーンスビーエンジン The Ruston Hornsby Engine (発動機博物館所)

チーズワールドの裏手に発動機博物館が併設されています。オーストラリアの広大な大地をほんのわずかな移民たちが開拓するのには、近代的な農業機械が欠かせません。その中でも各種の農業機械を動かす動力=エンジン(発動機)は、中心的な役割を果たします。ラストンホーンスビー社は、英国イングランドに1850年頃に設立されたエンジンメーカーです。当初は、蒸気機関車と同エンジンを製作しています。その後、ディーゼルエンジンなどの優秀なエンジンを製作しています。
このエンジンは、1940年に同社本社リンカーン工場で製作されました。1941年9月にNhill 発電所の発電機として納入され、1985年までワーナンブールの各種の産業エンジンとして活躍しました。

 Avery台はかり
Avery社は、英国の優秀な台はかりメーカーです。正確な数量を知ることは購入金額、販売金額を計算するためには欠かせませんでした。当時、既に英国特許法(1623年法制化)が英国連邦内では普及しており、簡単に複製をすることは出来ませんでした。従ってすべて英国から輸入していました。
この地方の最初の移民にUbergang 一家がいます。1840年代にドイツ シレジア(Silesia)から移民しています。このころシレジア地方から多くの移民がバロッサバレーにも移民しています。(アンガストン参照)一家は、この地方に広大な土地を所有していました。一家は、この地方で有力な地位と富を築き、また多くの動力機械を所有していました。この博物館は、同家の所有品をベースとしています。
このような機械類は、英国では第二次世界大戦時に弾薬として溶かされてしまい、ほとんど残っていません。

 道路整地用の動力車とShell, Castorolなどの油のメーカーの看板。
使い方が見ただけではわからない動力車がほぼ完全に手入れされた状態で陳列してあります。

農業機械や動力エンジンは、豪州の近代化を支えた歴史の証人です。メルボルンでもほとんど見ることはできません。ワーナンブール歴史動力車クラブの努力のたまものです。マニア必見の場所と云えます。

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