シティ案内

今日の一枚へ

グランピアンズ Granpians

グランピアンズの歴史

メルボルン百景トップ

2011年5月3日(火)
グランピアンズの歴史
Granpians National Park
ビクトリア
Victoria
この場所の地図 Google Map
航空写真

オーストラリアの植物は、動物と同様に、かなりユニーク。古代のゴンドワナ大陸期限の植物も多く含まれている。もとは同じ大陸であったアフリカ大陸や南米の植物と類似しているものもある。
オーストラリア大陸の移動と白亜紀以降の気候変化の影響により多くの独特な植物が生まれている。

撮影データ Canon EOS 5D
シャッター速度優先AE 1/100 評価測光 露出補正 -1/3 絞りF13.0 ISO感度 100 露出補正 太陽光 JPG レンズ EF 24-70mm f/2.8L

オーストラリア大陸にだけしかない固有種が1万6千種ほど存在する。ユーカリ、アカシア、バンクシアなど乾燥や火などの外的要因に適応している。グラスツリー(ブラックボーイ)、温帯性の大型種であるディクソニア,生きた化石と言われるジュラシックツリー、カンガルーポーやグレベリア、テロペア、カリステモン。レモンマートル、ティーツリー、レモンユーカリなどオーストラリアならではの香りの良い植物もある。
オーストラリアは、非常に古い大陸。6億年前にロディアナ大陸が分裂して、ゴンドワナ大陸が出来た。更に3億5千万年前の古生代後期の石炭紀と1億8千万年前のジュラ紀に分裂して現在の5大陸(アフリカ、ユーラシア、南北アメリカ、オーストラリア、南極)が形成された。そのように古い大陸であり、地殻も安定しており火山、地震もなく、従って温泉もほとんどない。また数億年という長い歴史の中で侵食が進んで老年期地形をしており、高い山もほとんどない。

 
オーストラリアで唯一と云って良い山脈は、ビクトリア州とNSW州にかかる大分水嶺山脈(グレートディバイディング山脈)。グランピアンズは、その南端にあたる。

グランピアンズは、1836年に、NSW植民地の測量長官であったトーマス・ミッチェル卿(Sir Thomas Mitchel)にって初めて調査された。グランピアンズの名前は、トーマス・ミッチェルによって名付けられたもので、故郷のスコットランドにあるグランピアン山に由来する。

 トーマス・ミッチェルの主な業績。
the Great North Roadグレートノースロード。シドニーからハンターバレーへの探検と道路の建設。この道路は、主に囚人によって建設されたことで有名。及びThe Great South Roadの探検。シドニー郊外の17地区の測量と地図の作成。ダーリン川とマレー川流域の探検と測量。当時のNSW植民地の多くを探検している。1851年までビクトリアは、植民地として独立しておらずNSW植民地の一部であった。
トーマス・ミッチェルが命名した名前。Avoca River, Balonne River, Belyando River, Campaspe River, Cogoon River, Discovery Bay, Glenelg River, Grampians, Maranoa River, Mount Arapiles, Mount King, Mount Macedon, Mount Napier, Mount William, Nyngan, Pyramid Hills, St George, Swan Hill and Wimmera River.

 トーマス・ミッチェルにちなんで名付けられたもの。クインズランドのMitchelの町。ビクトリア州WodongaのMitchell高校。シドニーボンダイビーチのSir Thomas Mitchell Road

トーマス・ミッチェルは、かなり気が短い人物としても有名で、探検の途中で襲われた多くのアボリジニを殺害している。また1851年には、彼を批判した人物に決闘を申し込んでいる。その際に使われた短銃は、今も国立博物館に残っている。オーストラリアで行われた最後の決闘として名前を残している。

このページのトップに戻る   


inserted by FC2 system