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グランピアンズ Granpians

グランピアンズの朝と洪水

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2011年5月5日(木)
グランピアンズの朝と洪水
Granpians National Park
ビクトリア
Victoria
この場所の地図 Google Map
航空写真

2011年月、ビクトリア州で大規模な洪水が発生。かなり高度が高いブランピアンズも洪水に遭い、道路が寸断され、ハイキング道路などは現在でもかなり閉鎖されている。

撮影データ Canon EOS 5D
シャッター速度優先AE 1/100 評価測光 露出補正 -1/3 絞りF13.0 ISO感度 100 露出補正 太陽光 JPG レンズ EF 24-70mm f/2.8L

写真は、ホールズギャップの朝

2001年1月12日から14日にかけて、ビクトリア州は、激しい雨が降り続き、多くの地域で洪水が発生した。特にビクトリア州の西部や中央部では大きな被害が発生した。その後も雨は断続的に降り続き、2月の上旬まで続いた。2010年9月にもビクトリア州は洪水に襲われており、まだ十分にも立ち直っていなかった町は更に被害を増した。ビクトリア省危機管理局からの警報により多くの住民が避難した。1月18日の時点で51の町が洪水に襲われた。1730戸が床上浸水。17000戸が停電。ビクトリア州の道路を管理するビクロード(Vicroad)は、州内の多くの道路や鉄道を一時通行止にした。52000ヘクタールの牧草地や、42000ヘクタールの農地が水害に遭い、6000頭以上の羊が死んだ。ビクトリア州農協によると被害総額は、数億ドルに上る。その後の一次産業省の発表では20億ドルに上方修正されている。

 
ビクトリア州気象庁によると今回の洪水は、降水量の多さや被害地域の広さなどの点で、歴史上最悪のものとされた。
ビクトリア州は、過去20年ほど厳しい旱魃によって苦しんできた。夏場には貯水率は30%を下回り、ひどい時は20%を切ることもあった。メルボルンなどでは水の使用が極端に制限され、市民生活にも大きな影響を及ぼした。
2007年6月、当時のスティーブ・ブラックス州首相は、50億円を掛けて海水淡水化プラントの建設すると発表した。ペンギンツアーやモトGPで有名なフィリップ島から30kmほど東へ行った場所にあるWonthanggiの町が建設地。2011年末にも海水淡水化プラントは完成する。

ビクトリア州海水淡水化事業

Greenlivingpedia

 しかし皮肉なことに2010年から降水量が増え始め、貯水率は40%を突破するようになっている。
2011年5月ではついに50%を超えてきている。
メルボルン貯水率

下記のページの下の部分に2008年からの貯水量の変化があるが、10ポイント以上、増加したことがわかる。
貯水量の変化

洪水の被害を受けた地域

Allansford & Jubilee Park, Victoria
Charlton Glenorchy Rupanyup Carisbrook Creswick Halls Gap Kerang Quambatook Warracknabeal Quantong Dimboola JeparitKerang Horsham Cohuna Barham Beulah Dimboola Nelson

 氾濫したビクトリア州の川

Wimmera River
Loddon River
Campaspe River
Avoca River
Hopkins River
Werribee River
Goulburn River
Yarra River
Mount Emu Creek
Yarriambiack Creek
Yarrowee River
Glenelg River

Halls Gap公式web

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