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ペレのエスプレッソ Pelle's Espresso

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2008年5月28日(水)
ペレのエスプレッソ Pelle's Espresso
小川町 神田 東京
Ogawa-cho Kanda Tokyo
この場所の地図

メルボルンのバーク通りに店を置くペレグリーニ(Pellegrini's)は、イタリア移民の伝統を守る本格的なエスプレッソの店です。
メルボルンでも最も古いカフェのひとつで創業者のVildo Pellegriniが1952年に創業しています。 メルボルンのペレグリーニの味を東京神田で再現した店がペレのエスプレッソです。コーヒーは、独自本格焙煎のカイルアコーヒーが、ペレのために特に焙煎したブレンドを使用しています。

昨年の今日2007年5月28日(バブル Bar + Cafe Babble

右側は、スポーツ用品ミズノ本店

 イタリアFaema社製のエスプレッソマシンE61型機。奥はオーナーの松原さん。
Faema社は、イタリア ミラノにCarlo Emesto Valenteによって1945年に設立されたエスプレッソマシンのトップメーカーです。
独特の開発力で知られ、1950年代には水平式ボイラー搭載のエスプレッソマシンを開発しました。特に1961年に開発したE61型機は、当時の技術の粋を集めて作られた名マシンです。現在でも世界で最も優れたエスプレッソマシンと言われています。特に優れている点は、それまでの水平レバータイプから、9気圧に加圧した高温の熱湯をメカニカルポンプを通して安定的に供給する点にあります。供給側の常温の水を高温ポンプの冷却水として使用しながら、加温するというサーモサイフォンサーキット(thermosyphon circuit)という優れたシステムを採用しています。F61型機によって9気圧、90度Cという加圧高温水が世界のエスプレッソの標準となった点も見逃せません。
Faema社公式Web

Faema社エスプレッソマシンシリーズ

カフェ オンザコーナー参照。

  イタリア式コーヒーの原点はエスプレッソにあります。一般的(日本では)には、8gの豆を使い30mlのエスプレッソを抽出しますが、ペレでは12gの豆で60ml〜80mlを抽出しています。これは日本人の体質、好みに合わせてペレ独自の抽出です。
だから飲みやすく、濃度もあり、すごく美味しいんです。

ショートブラック:300円
すなわちエスプレッソのことです。
一般にはショートブラックは、

ロングブラックをベースとしたコーヒー
ロングブラック:300円
エスプレッソのシングルショットに、エスプレッソマシンで90℃に加温したお湯を足して作ったものです。

ロングマキアート:300円
ロングブラックにミルクフォームをトップに加えたものです。ロングブラックの味を楽しみながらもミルクの柔らかさも味わえます。


 フラットホワイト:300円
ロングブラックに泡立ってないミルクを加えたもの。
穏やかなコーヒーの味が楽しめます。

ショートブラック(エスプレッソ)ベース

ショートマキアート:300円
ダブルショットのエスプレッソにミルクフォームをほんの少し加えたもの。

カプチーノ:300円
メルボルンで最も人気があるコーヒーです。ダブルショットのエスプレッソにミルクを加えて、更にミルクフォームを加えたものです。
フラットホワイトと間違いやすいのですが、お湯は加えずにミルクを加えている点が違います。

カフェラテ:300円
エスプレッソの量は、ショートブラックの半分です。イタリア式に呼ぶと、「リストレット」と言います。
ミルクを加えて更にミルクフォームを加えたもの。
カプチーノよりもミルクの量が多い為に更に柔らかく飲みやすい。日本人に人気です。


コーヒーの供給元であるカイルアコーヒーのうまさの秘けつは、ブレンドする前のコーヒー豆を十分に寝かせて熟成する点にあります。スターバックスなどがフレッシュな豆を売り物にしているのとはまったく逆の考え方です。またブレンドの前のそれぞれの豆を、豆に合った温度と時間で焙煎するという手間をかけている点も覚えておく点です。

Pelle's Espresso ペレのエスプレッソ
住所:千代田区神田小川町3−1−4
電話:5283−0332
地下鉄小川町、淡路町、神保町、新お茶の水などから5分ほど。


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