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サルトラム Saltram

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2007年1月14日(日) (今日の一枚へ戻る)
サルトラム Saltram バロッサバレー Barossa Valley
アデレード Adelaide 南オーストラリア州 South Australia
Melway 630−E4

サルトラムは、バロッサバレーを代表する老舗のワイナリーのひとつです。
公式Web
Nuriootpa Road Angaston, South Australia, 5353
Phone: 08 8564 3355
Cellar Door クリスマス以外は、毎日オープン9時-5時

バロッサを代表するワインは、もちろんシラーズ。フルボディータイプと呼ばれる重厚な味わいが特徴です。

シラーズの場合、渋みが残ることが多いのですが、バロッサは渋みがほとんどなく、まろやかに仕上がっているのは、見事としかいいようがありません。極端に言えば、豪州を代表するワインと言えば、バロッサバレーで熟成されたシラーズであるとも言えるでしょう。バロッサシラーズとも呼ばれ、一番古いビニャード(Vineyard=ブドウの木)は、1840年代に遡ります。これは、現存するビニャードとしては世界で最も古いものです。ペンフォールド グランジ(Penfold Grange)、ヘンシケ ヒルオブグレース(Hencheke Hill of Grace)が著名です。
ワインを表現する言葉にボディ(Body)という単語があります。フルボディとは、重厚であるという意味です。主にシラーズ(Siraz)、キャベネソーベニオン(Cabernet Sauvinion)を指します。白のシャドネー(Chardonnay)などにも使います。

ミディアムボディボディ(Medium Body)は、グルナッシュ(Grenache)、ムールベドレ(Mourvedre)、メルロー(Merlot)などです。ライトボディ(Light Body)は、ピノノワ(Pinot Noir)が有名です。シラーズやキャベネでも製品により味わいは千差万別なので、シラーズ=ブルボディというわけでありません。
一般には、すっきりとして飲みやすいピノノワールからワインが好きになり、段々とミディアムへ進み、最後にフルボディに到達します。それから更に進むとシラーズ、キャベネをベースとしてミディアム種とのブレンドによって微妙な味わいを判るようになります。この段階になるといろんなブレンドを試したくなります。

ミディアムタイプには、キャベネフラン(Cabernet Franc)、バーベラ(Barbera)、サンジョベーゼ(Sangiovese)、テンプラニーニョ(Tempranillo)などもあります。ブレンド用などとして生産量が拡大しています。

ワイナリーには、ワインメーカー(Winemaker)というワイン作りの専門家がいます。ワインの生産から製品と作り出すまでの全ての総責任者のことです。ワインは、同じ品種であってもいくつかの原酒をブレンドして造ります。どの原酒をブレンドするかは、当然、決定的に品質に影響します。ワインの出来上がり、売れ行きは全てワインメーカーにかかっているのです。


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