２００８年８月２９日（金）
町の中心部　
ビシェノ　Bicheno
タスマンハイウェイ　Tasman Highway
タスマニア　Tasmania
この場所の地図 Google Map

朝晩はまだはざ寒いものの気温が段々と上がってきました。今日の最高気温は１７度。夜でもかなり暖かさが残っていました。
しかし依然として週末が雨という悪循環から抜け出せません。

昨年の今日２００７年８月２９日（夕暮れの桜）

右側は、ビシェノ唯一のFestival スーパーマーケット IGA チェーンです。

　ビシェノ　ニュースエージェンシー
タスマニアの北東部のオイスターベイの北側にある海岸、観光地です。
歴史的には漁業と石炭の積み出し港として栄えた町です。
現在は、なんといっても美しい自然を呼び物にしたビーチリゾートの町です。
人口は、７００名ほどの小さな町ですが、世界中から観光客が訪れる街です。
１８００年頃から、この港町は、Waub Harbourと名づけられていました。１８０３年からはアザラシ取り、捕鯨基地として知られています。James Kelly船長がタスマニア（当時は、Van Diemen's Land)一周の調査航海の際に立ちよっています。

　 ビシェノ　観光案内所　ビジターセンター
Waub Harbourの名前は、アボリジニの女性の名前に由来します。Waubedebarというアボリジニの１０代の女性がアザラシ取りの白人に略奪されました。Waubedebarは、アザラシ取りの妻になったあと、嵐の日に海に泳いで行って難破した船からアザラシ取りを救ったという記録が石碑に残っています。
陸地は、１８４０年代に農地になり現在まで農業が続いています。

１８４８年に石炭の鉱脈がデニソン川沿いに発見されました。１８５４年には、Waub Harbourは、石炭積み出し港として設備が増強され拡張されました。当時は、蒸気機関がまだ普及してなく、馬引きの鉄道貨車で５ｋｍの距離を輸送していました。

　１８５０年代にビクトリア植民地でゴールドラッシュが始まると、大半の男や家族はビクトリアへ移転していき、町そのものが消滅したような状態になりました。

その後、１９００年代半ばまでビシェノは、小さな漁村と静かな状態が続きます。
伊勢海老、アワビ、ほたて、鯛などの魚介類が漁民の生計を支えていました。
この１０年ほどは、観光地としｔ脚光を浴びるようになっています。
海岸には、リゾートホテルが立ち並んでいます。しかしどれもせいぜい２階までで静かなたたずまいには変わりはありません。

　サーフショップとカフェ。

タスマニアの東海岸を通ってホバートとランセストンの２大都市を結ぶ道路をタスマンハイウェイ『Ａ３』と呼びますが、ビシェノはその路線上にあります。

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