シティ案内
今日の一枚へ
タスマニア百景
ウォンバット Wombat
メルボルン百景トップ
2008年5月15日(木) ウォンバット Wombat クレードルマウンテン Cradle Mountain (世界遺産 World Heritage) タスマニア Tasmania この場所の地図 Google Map クレードルマウンテン公園では、レンジャーによる詳細な解説付きの無料のウォンバット見物ツアーが週に3回ほど実施されています。 詳しくはビジターセンターにお問い合わせください。予約が必要ですが、ビジターセンター又は各宿泊施設で予約が可能です。 昨年の今日2007年5月15日(ゴードンハウス() 草原の手前、左側にウォンバットが見えます。この夜(夕方7時頃)には、4頭ほどのウォンバットと出会いました。 ウォンバット ウォンバットは、オーストラリアだけに生存する有袋類、フクロネズミ科の哺乳類です。袋は下向きについていて、コアラに近い動物です。 ウォンバットの名前は、原住民族アボリジニの一部族でありシドニー周辺に住むEora族の言葉で平たい鼻を意味します。体長は、おとなで約1ほどでずんぐりとした体形で、尻尾はありますが、ほとんど目立ちません。首が太く目や耳が小さく顔の表情が読めません。足が短く、ゆっくりとした速度で歩きます。 草食で、鋭い前歯を持っており、植物の根や芽を食べます。j非常に強力な爪や手を持っており、地面を早く、かつ深く掘ることが出来ます。 タスマニアやオーストラリア南部の森林や草原、高原に広く棲息しています。 うちまたで歩くウォンバット。夜行性(nocturnal)で昼間は主に巣穴の中で過ごしますが、日没前の夕方、草の芽などの食べ物を求めて歩き回っています。 体の色は、灰色や黒など周囲の草原に溶け込むような黒っぽい色をしています。 人に出会ったりして驚くと、その場で固まります。その後、急速な勢いで、その場に穴を掘って逃げ込みます。また生命の危険を感じた場合には、最高速度40kmほどの高速を1−2分間保てる速さで逃げることが可能です。 クレードルマウンテンナショナルパーク 大またでのし歩くウォンバット。 ウォンバットは、オーストラリアを代表する動物のひとつでビクトリア州などの郊外の道路にはウォンバット注意の看板が良く出ています。しかし実際に野生のウォンバットを見たことがあるアーストラリア人は、ほとんどいません。これはウォンバットが夜行性であることや、森林や草原の奥地に棲息していること。またオーストラリアといえどもウォンバットの棲息に適している環境が少なくなってきていることなどによります。 クレードルマウンテン公園は、自然の状態が関係者の努力によって守られていますが、動物園ではないのでいつでもウォンバットが見れるとは限りません。 Wombania's Wombat Wombat's Burrow 食べものを求めて歩き回るウォンバット。 遊歩道と管理事務所。 遊歩道は、ビジターセンターからダブ湖まで約5kmほど続いています。自然環境を守るために遊歩道や道路以外の場所を歩くことはできません。 草原に30mほどもある横穴を掘って自分の住処(burrow)としています。 ウォンバットには3種類ほどの亜種があります。 タスマニアンデビルやディンゴは、ウォンバットを捕食する天敵です。 このページのトップへ