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フランクリンスクエア公園

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2008年11月27日(木)
フランクリンスクエア公園
Franklin Square
ホバート Hobart
タスマニア Tasmania
この場所の地図Google Map

今日のメルボルンは、午前中は晴れ、昼前には30度の気温に達しました。午後からは曇って来て夕方には雷雨となりました。

昨年の今日 2007年11月27日(裁判所棟 Law Court

Canon EOS 40D シャッター速度 1/125 秒  絞り数値 F7.1 評価測光 ISO感度 100 画質圧縮率 RAW

今日の為替レート:1A$=62.68円 

撮影は、2008年2月

 フランクリンスクエアは、ホバートの中心部にある公園です。デービー通り、マックオーリー通り、エリザベス通りに囲まれています。
トップ画像は、この公園の名前の由来となったSir John Franklin 提督(1786−1847)の銅像です。英国イングランドに生まれたフランクリンは、英国海軍の軍人として義理の叔父さんであるマシューフリンダース(Matthew Flinders)船長の豪州探検の際、旗艦Investigator号で船員として訓練を受けました。ナポレオンとのトラファルガーの海戦にも参加した後、英国ロイヤル科学協会の一員として北アメリカの北極海を8000kmに渡っての探検航海を1822年に成功させています。ナポレオンとの戦争の後、英国は比較的平和な時代を迎え、海軍提督としての職が無く、1837年に悪名高きジョージアーサーの後を継いで、タスマニアの総督の職につきました。

豪州伝記集

 左奥は、GPO(旧ホバート中央郵便局)
手前は、英国国王エドワード七世の銅像。
ホバートの町を最初に計画したのは、シドニーのNSW植民地総督Lachlan Macquarieです。1811年に現在のフランクリンスクエアを含む広い地域を当時の英国国王の名前を取ってジョージスクエアと名付けました。マックオーリー総督は、この地区をホバートの中心地として、教会、裁判所、タウンホール、守備隊駐屯地、公共市場の場所とすることを決めました。1817年からは、この場所で市の検閲式が行われました。差別的に自由人男性、自由人女性、囚人男性、囚人女性と日程を違えて召集されました。誰もがホバートは、囚人の収容所であることを銘記するためです。1853年に囚人の英国からタスマニアへの移送が終わるとホバートの誰もが喜びました。この場所は、公園に変更され、1863年にオークの木が植林されました。その後、エルムとライム、その他のヨーロッパの木々も植林されています。

 William Lodewyk Crowther(1817 - 1885)
1878年から1879年までの1年間タスマニア植民地の首相を務めた。

フランクリンスクエアは、その後、ホバートでは最も人気が高い公園となります。1923年には、ホバート市の管轄となり、池や噴水などが設けられました。しかし第二次世界大戦の影が迫ってきた1942年に日本軍の空襲を恐れて、フランクリン公園には防空壕が築かれ、せっかくの木々は、破壊されました。戦後の1964年から1980年にかけて再建されました。

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 マックオーリー通りに沿って。
右奥は、St David Cathedral
英国国王エドワード七世の銅像
銅像にはThe Peacemakerの刻印があります。エドワード国王(1841−1910)は、ビクトリア女王の長男で、1901年から1910年まで英国国王を務めました。エドワード時代と云われ、緊張を深めるヨーロッパで平和に努力したため、The Peacemakerと云われました。

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