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キングス桟橋 Kings Pier Marina

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2009年1月7日(水)
キングス桟橋 Kings Pier Marina
ポートアーサーの話 Story of Port Arthur
ホバート Hobart タスマニア Tasmania
この場所の地図Google Map

今日は昨日までとは一転してクールチェンジで一気に気温が下がりました。午前中は曇り小雨が降っていました。夕方からは晴れてきました。

昨年の今日 2008年1月7日(プロヴィンシャル ホテル

Canon EOS 40D シャッター速度 1/160 秒 絞り F9.0 オート 評価測光 ISO感度 100 画質圧縮率 JPEG
レンズ:EF-S17-85mm f/4-5.6 IS USM

今日の為替:1豪州$=67.34円

 キングス桟橋は、旧税関の前にあるコンスティチューションドックから海へ向かって歩いていくとフランクリン岸壁通り(Flankrin Whart)の先にあります。ゲートを通り抜けると海に向かって桟橋が伸びており、たくさんのヨットが並んでいます。
突端まで歩いていくとホバート湾が一望に見渡せます。

キングス桟橋マリーナWeb

トップ画面の更に南になりますが、ホバートから南東へ70kmにポートアーサー(Port Arthur)監獄がありました。アーサーの名前は、1823年から1837年までタスマニアの総督を務めた悪名高きジョージアーサー(George Arthur)総督に由来します。
ポートアーサーの町は、1830年に材木の集積地として作られました。監獄は、1833年に建設されました。当時のタスマニアは、囚人の流刑地でしたが、そのタスマニアで囚人が更に罪を犯して投獄された監獄です。

 タスマニアには、いくつかの監獄がありましたが、ポートアーサーは、その中でも最大の規模を誇り、最も過酷な監獄として有名でした。他の刑務所で反乱を起こしたり、反抗的な札付きの囚人が送り込まれてきました。
ポートアーサー監獄は、英国イングランドのペントンビル監獄(Pentonville Prison)をモデルに作られました。アメリカフィラデルフィア監獄(1829年建設)で開発された分離システム(Separate System)というコンセプトを持っています。
この最新のシステムの設計、運営は、メルボルンの監獄とまったく同じシステムです。
メルボルンGeol参照。
分離システム(モデル監獄とも呼ばれる。)は、1853年に完成して、1855年に増築されています。中央の講堂と教会を中心にして十字形の牢獄構造を持っています。肉体的なまた精神的な苦痛を与えることを目的としてます。

 特に沈黙システム(Silent System)と云われる規則が牢獄内で実施されました。牢獄内では囚人は、常にフードを被せられて、沈黙を強いられました。囚人に過去の犯罪を思い出せて、更に精神的な苦痛を与えるためです。タスマニアの他の監獄では、囚人は、奴隷労働力として使役されましたが、ポートアーサーでは、苛刻な刑罰が実施されていました。更にポートアーサーでは、最新鋭のセキュリティーシステムが取り入れられました。即ち逃亡した囚人は死んでも構わないという思想です。監獄の周辺は、もともと人食い鮫の繁殖地です。フェンスに囲まれ、凶暴な犬を放し飼いにしてありました。一般の漁民や入港する船なども囚人には一切、近づけないシステムです。現在では普通になっている隔離システムもこの頃では最新鋭の思想だったのです。

 ポートアーサーは、大英帝国で唯一の少年刑務所でもありました。玩具を盗んだ罪で9歳の少年も収監されていました。大人と同様に少年も石切りなどの懲役労働に従事させられていました。
逃亡不可能な刑務所として後のアメリカのアルカトラズなどと共に世界的に有名な監獄でした。

ポートアーサー公式Web

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