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タスマニアサーモン 南緯41度

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2008年3月27日(木)
タスマニアサーモン 南緯41度
Tasmania Salmon
グレートウェスターンティアーズ Great Western Tiers
タスマニア Tasmania
この場所の地図 Google Map

今朝は、メルボルンには珍しく強い雨が午前中一杯、降り続きました。午後から夕方にかけては晴れましたが、夜になってまた雨が降っています。最高気温は、15度と真冬なみの寒さになっています。

昨年の今日2007年3月27日(リッチモンド ブリッジ通り

デロレインから少し南は下った場所の風景。タスマニアは、豪州本土よりは水があります。

 タスマニアサーモンは、タスマニアの産品の中では重要な位置を占める産業です。海外にも多く輸出されています。
タスマニアサーモンは、アトランティックサーモンのことです。1864年に英国から卵の状態でマス(トラウト)と共に輸入されています。これは食用というよりもスポーツフィッシング用として輸入されたもので、タスマニア(当時はヴァンディーメンズランド)とNSW植民地に輸入されました。当時は、クリッパー船と呼ばれる快速の2本マストの船にピートモス(コケの一種で保存材)にくるんで更に氷につけて腐らないようにして運ばれました。
しかしこの時には、タスマニアには産業として発達するまでには至っていません。

 アトランティックサーモン(大西洋鮭)は、北大西洋と大陸、島の河川にに広く分布するサケ(サケ科サケ目)の一種です。
淡水である河川で生まれて、プランクトンなどを食べて育っちます。ロンドンのテムズ川では、1年、スコットランドでは4年という例があります。 その後、北極圏に近い海域で数年をかけて成魚に育ちます。成魚に育った後は、サケ独特の母川回帰本能により生まれた川へ戻って産卵をします。

1960年代にカナダのNova ScotiaからNSWのSnowy Mountainに再度、輸入されました。その後、試験を繰り返した後、1984年にNSW州から卵がタスマニアへ持ち込まれました。更に数年をかけてNSW州から連続的に卵が持ち込まれてサケを育てる実験が繰り返されました。

 Salmon Farm 41°South (南緯41度)
323 Montana Road - Deloraine - TAS 7304 - Australia
ph (03) 6362 4130 公式Web
無薬品タスマニアサーモンを作っている養殖業者です。グレートウェスターンティアーズでは有名なお店です。
養殖場見学ツアー、売店などがあります。

タスマニアサーモン養殖協会(一般向け)

サーモン協会Web

タスマニアのサケ産業を牽引するのは、政府系の企業と政府の科学機関CSIROです。
CSIRO公式Web

 タスマニア北部地域にはクレードル山などをトップにしてかなり高い山々が見られます。タスマニアは、豪州本土(ビクトリア州)から切り離された島ですが、独特の地形をしています。
かなり南に位置して、暴風で有名なバス海峡もあり気候は本土よりかなり寒く、雨もまた多いので緑がきれいです。しかしこれでも昔に比べると雨が少なくなっています。

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