ダーウィンは、この航海での調査を1839年に『ビーグル号の航海』(The Voyage
of the Beagle)という本にまとめています。
これは、ダーウィンが科学者としてビーグル号での体験をまとめた学術論文です。
ダーウィンは、帰国2年後の1837年ころから種の進化に関する構想を持ち始め、1844年ころに詳細に渡っての進化論の骨格を考えています。
しかし当時の社会状況の中で、神の存在を否定するに等しい進化論を唱えることは容易でなく、発表までにはさらに10年以上を必要としました。
ダーウィンは、有名な『種の起源』(On the Origin of Species)を1859年に発表しています。