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セントビンセント病院 

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2008年7月14日(月)
セントビンセント病院 St Vincent’s School of Medical Research
ニコルソン通り Nicholson Street
ゲートルード通り Gertrude Street
フィッツロイ Fitzroy
メルボルン Melbourne
この場所の地図Googlemap

画像は全てフィッツロイ エンジンハウス
Fitzroy Engine Houseです。 文章はセントビンセント病院についてのものでエンジンハウスについては下記を参照ください。
フィッツロイ エンジンハウス

昨年の今日2007年7月14日(フッツクレイ駅 Footscray Station

ビクトリア時代のイタリアルネッサンスリバイバル様式のカトリック医学校跡。たくさんの尖塔(Pinnacle)が珍しい。

 シティからビクトリア通りを東に行くと、カールトンガーデンの西側のフィッツロイに巨大なセントビンセント病院がありますカールトン、イーストメルボルン、CBDとフィッツロイが交差する地点です。
セントビンセント病院は、1893年にセントパトリックカトリック大聖堂の付属病院として建設されました。
セントビンセント病院付属医学校(Clinical School)は、同時にメルボルン大学付属の医学校でもありました。メルボルン大学付属の医学校は、それぞれ大病院になっています。ロイヤルメルボルン病院(Royal Melbourne Hospital)、Austin Hospital、Ballarat Base Hospitalなどです。またセントビンセント医学校の卒業生が始めた病院としてはジーロン病院(Geelong Hospital)があります。即ちセントビンセント病院は、メルボルンの病院のルーツのひとつなのです。

 ニコルソン通りをシティ側に見て。

1893年に始まったセントビンセント病院の運営母体は、Sisters of Charityというカトリック教会系の慈善団体です。この団体は、1633年11月29日に聖セントビンセント(St Vincent de Paul)によって始められました。
ビンセントは、フランスのカトリック教会の司教でした。
パリのノートルダム寺院に多くの赤ん坊が両親によって捨てられているのに心を痛め、その子供たちを養育する施設を作りました。Congregation of the Daughters of Charity, 即ちSisters of Charityです。


 ゲートルード通り Gertrude Streetを東に見て。左側の建物は、フィッツロイで一番大きなPublic Housing 又は Project Homesです。
マダムソウソウ参照
プロジェクトホームの前からブランズウィック通りが始まります。その向こうがスミス通り。
その先は、コリンウッドです。

ビンセントは、1660年に79歳でパリで亡くなっています。1729年にローマ法王ベネディクト13世によって祝福され、1737年にクレメント12世によって聖人に列せられ、正式にSisters of Charityの守護聖人になっています。
Sisters of Charityは、現在、世界中で60以上の団体に広がっています。

  12番ストップ。
トラム86番と96番が止まります。
シティから来ると86番は、ゲートルードへ、96番は、ニコルソン通りを直進します。

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