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カールトン第三消防署 No.3 Carlton Fire Station

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政府建造物

1920-29

カールトントップ

2016年10月23日(日)
カールトン第三消防署
No.3 Carlton Fire Station
カールトン Carlton
メルボルン Melbourne
この場所の地図Google Map

市内スワンストン通りを北へまっすぐに行くとメルボルン大学の手前に存在する。都心部の第二消防署として重要な役割を担っているが、1928年の建設されてから現在も消防署として利用されている。

撮影データ Canon EOS 5D MarkU 絞り優先AE 評価測光 絞りF3.5 1/5000秒 ISO感度 250 露出補正 オート JPG レンズ EF 24-70 mm f/2.8L USM 2014年1月13日15:06 板屋雅博 撮影


カールトン第三消防署は、左右対称の構造を持つ三階建て化粧煉瓦作りの消防署である。1928年にセドリック・バランタインのデザインで建築された。1928年に建築許可が発行され35000ポンドで建築された。
中央にエントランスを持ち、中に入ると中庭へ通じている。住居地区と消防車駐車場がある。
カールトン第三消防署の2階と3階には、独身者と妻帯者の住居がある。スワンストン通りに面した1階部分は商業店舗として一般に貸し出している。
中央部分と両端の部分は、赤レンガを化粧用に使用している。建物全体は、3つのベイに分けられていて化粧煉瓦橋脚で分けられている。



 カールトン第三消防署は、イースタンヒル消防署に次いで2番目に大きな消防署である。メルボルンの多くの消防署を設計した C H Ballantyneの作品の中で最も大きな建物である。カールトン第三消防署は、機能性の点でバランタインが設計した他の消防署と類似点がある。消防車駐車場が内部にある点、宿泊施設、娯楽室、事務所など機能性は似ているが、建築スタイルは似ていない。
カールトン第三消防署は、厳格なクラシカル様式であり、当時のメルボルン周辺の消防署と好対照である。エッセンドン、リングウッド、オークレー、コバーグなどであり、それらの消防署は外観は類似している。



  1890年にメルボルンで消防署法( Fire Brigades Act of 1890)が成立して以来、首都圏消防署の建設が増大してピークに達した時代を反映している。
消防署法は、首都圏消防署委員会に権限を与え、消防署員を雇用し、訓練を行い、宿舎を準備し、消防車を購入して、消防署に配置させた。

カールトン第三消防署は、建設当時のまま現存している。



  カールトン第三消防署
No.3 Carlton Fire Station
644-658 SWANSTON STREET CARLTON
建築年:1928年
建築家: C H Ballantyne
建築様式:クラシカル様式


 左側のウィング

メルボルン消防署(中央地区)
第一:イースタンヒル
第二:ウェストメルボルン
第三:カールトン
第10:リッチモンド
第38:サウスメルボルン
第39:ポートメルボルン

Victorian Heritage Database
Victorian Heritage Register

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