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新年花火大会 New Year Eve Fireworks

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2011年1月1日(土)
新年花火大会 New Year Eve
Fireworks
ビクトリアハーバー Victoria Harbour
ドックランズ Docklands
メルボルン Melbourne 
この場所の地図Google Map

大晦日から新年にかけて恒例の花火大会が開かれた。今日の昼間の気温は、40度。しかし夜にはクールチェンジがあり、天気予報では14度まで下がる予定。花火大会のl頃は25度となった。

撮影データ Canon EOS 5D バルブ 評価測光 マニュアルフォーカス 絞りF9.0 2-4秒 レリーズ使用 ISO感度 100 露出補正 AWB JPG レンズ EF 24-70mm f/2.8L USM

 メルボルンの花火大会は、シドニーに比べるとずっと質素。新年を迎える午前0時の少し前に始まり12時10分には終わる。
もっと華やかにとの声も一部にはあるが国際都市メルボルンにとってはこのくらいでちょうど良い。再来週にはグランドスラム、オーストラリア・オープンテニスが始まる。F1グランプリ、モトGP、メルボルンカップなどの国際大会が目白押しのメルボルンにとっては花火大会に割く予算は少ない。
規模が少々小さいと云っても楽しむことを知っているメルボルンっ子にとっては問題にならない。
 
新年の花火大会は、一昨年まではヤラ川の真ん中から打ち上げられていたが、昨年からは場所が変更になった。
多数の観客がヤラ川周辺に集まり、アルコールが入っている客も多く、警備上の問題が多数発生したためだ。
そこで打ち上げをいくつかのビルの上からに変更された。ヤラ川周辺を始め、市内の多くの場所から見ることができるようになったが、打ち上げ場所が高層ビルの屋上からなので花火が身近に見ることができなくなるという欠点も出た。唯一、花火が身近に見ることができるのが、ドックランズからの打ち上げだ。


ドックランズは、ニューキープロムナードが一番の観光地区だ。その対岸のビクトリア・ハーバーに特設の花火の打ち上げ場所が設けられた。観客は、ニューキープロムナード、セントラル・ピア、ビクトリアハーバーのエリザベスピアなどから花火を見ることができる。
花火の写真を撮ろうとする場合、気をつけなければならないのは、風下に立たないこと。メルボルンの多くの場合は、風は、西から東に流れる。今日も風速4−5mの心地よい風が西から東に流れていた。
この場合、セントラルピアは完全に風下となる。ニューキー側又はビクトリア・ハーバー側に場所を確保するのが理想的。

 大晦日にはいくつかの場所で、イベントが行われた。メイン会場は、MCGの北側のヤラパーク。メルボルン・オリンピックの際に作られた公園。ビラランマール公園、アレキサンドラ公園、フェデレーションスクエア、ドックランズなどでも家族向けのイベントが行われた。
 
花火写真の撮り方。

必要なもの
バルブ(シャッター開放機構)がついたカメラ。一眼レフは、全てOK。コンパクトカメラも一部の機種は、バルブモードがついている。

三脚。できるだけしっかりしたもの。カメラは、仰角をつけて撮るので、カメラが脱落しないようにしっかりと固定する。

レリース。シャッターを押す際にカメラがぶれないようにする一種のリモコン。

この3つがないと基本的には花火の良い写真は撮れない。

撮り方
@モード:カメラのモードは、バルブ。

A絞り:F8.0程度にする。花火は結構、明るい。

Bシャッター速度:2秒から8秒程度。(個人の好み) 時計を見ながらではなく、花火を見ながら、感覚で決める。

Cピント(焦点):マニュアル(MF)で無限大に設定。
日本の場合は、打ち上げの場所が高いので無限大で良い。ところがメルボルンの場合は、すぐ近くで花火が上がる。無限大よりすこし手前にピントを合わせる必要がある。最初の数枚は無駄にしてもまず手動でピントを合わせる。間違ってもオートフォーカスは使わないこと。

 
DISO感度。100程度の低い値。花火は意外と明るい。

Eホワイトバランス。オート。

シャッターは、爆発直前に切る。

風向きには、十分気をつけよう。
必ず風上側に位置すること。
風下側だと煙に包まれて、写真を撮れない。メルボルンでは大半の場合、風は西から東へ流れる。

ストロボは使わない。何の意味もないし、撮影の邪魔となる。(但し、近くの人物などを写しこむ場合などは使用可。)

カメラの電池、メディアの量は気をつけよう。
 
夜は結構冷えるので、十分な寒さ対策が必要。
撮影には細心の注意が必要なので、ビール、ワインは、撮影が終わってから。。

花火の撮影の場合、良い場所を撮ることが大事。

酔っぱらった観客もあるので、所持品には気をつける。

花火の炸裂する場所は、けっこう広範囲だ。カメラを瞬時に移動させるか、又は一番、炸裂が多い場所に固定させて撮る。
どの程度にズームを利かすか、レンズの解放時間をどの程度にするかなど、カメラマンの腕が問われる。
シャッター解放時間が長すぎると、花火が流れる。短いと華やかな写真にならないなどなかなか難しい。

 左のような放射線を描く爆発シーンは簡単そうだがかなり難しい。



 放射線を描く花火の炸裂が、中央部で撮れると一人前なのだが。。
花火撮影になれるまでにはまだまだ時間がかかりそう。



 ニューイヤーイブのイベントガイド
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