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サザン・スター 大観覧車

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2012年5月30日(火)
サザン・スター 大観覧車
The Southern Star (ovservation wheel)
ハーバータウン harbour town
ドックランズ Docklands
メルボルン
この場所の地図 Google Map

ハーバーランドの象徴として建設されたサザン・スターだが、2009年2月のメルボルンの大災害の爪痕を残したまま、今でも再開されずにいる。日本企業も関係している事業だけに早く完成して本来の姿に戻ってもらいたいもの。

撮影データ Canon EOS 5DMarkU 絞り優先AE 評価測光 絞りF6.3 1/3200秒 ISO感度 400 露出補正 オート JPG レンズ EF 24−70mm f/2.8L USM
2012年3月19日板屋雅博 撮影

サザン・スターは、2006年に建築が開始され、2008年3月に基本的な構造が完成。その後、客席などが組み込まれ、最終調整のあと、2か月の遅れがあったが、2008年のクリスマス直前の12月20日に華々しくオープンした。
この場所は、保険会社のING社が保有しており、この南半球で最大の観覧車もINGが中心になってプロジェクトを進めた。
約1億ドル(80億円)の資金をつぎ込んで、年間150万人の来場者が見込まれた。


しかし、サザンスターが開業後約1カ月半の後、豪州史上最大クラスの熱波、2009年南東オーストラリア熱波が、ビクトリア州を襲った。この熱波のために、多くの部品に損傷が発生した。
実際には、設計上のミスや、構造上の欠陥など数々の問題が指摘されている。
2009年のストップ以来、何度も解体修理が計画されているが、修理自体も危険視されていて手がつかない状態になっている。
その後、一度も再開されることなく半分以上が解体された状態で放置されている。


ビラランマール公園の観覧車

移動観覧車(プリンセスウォーク)

最高地点120m、40階建てのビルの高さに相当する。遊覧式の観覧車は、日本では良く見かけるが、南半球ではメルボルンが初めての遊覧式の観覧車。遊覧式というのは、全体がゆっくりと常に回転するために乗降時に全体を一旦停止させる必要がないタイプのもの。メルボルンにもたくさんの観覧車があるが、乗降時にはいったん停止するので観客には不便なタイプ。

世界の観覧車
シンガポール (2008年3月)165m 設計黒川紀章 
中国江西省160m
ロンドン 135m
日本 お台場 115m
葛西臨界公園 117m
大阪天保山 112m
福岡 120m


サザンスターは、世界最大ではないが、日本のトップとは肩を並べている。
キャビン、スピンドル、回転ハブなど主要部品の大半は、日本のサノヤス造船が製造。

サザンスター公式web
Sanoyas Rides Corporation who are undertaking all works, have engaged a world wide group of expert engineers including Arup, Hyder Consulting, Pitt & Sherry, Robert Bird & Associates and Brown & Tomkinson.

サノヤス造船の責任は、重大であるが、メルボルンの主要な新聞、テレビなどでサノヤスの責任追及は、ほぼ報道されていない。
サノヤス観覧車公式web

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