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The river run thgourn it.

メルボルン百景トップ

2013年12月23日(月)
川はそこを通って流れる。
The river run through it.
マーク・ストーナーMark Stoner
コリンズ通り Collins Street
ビクトリアハーバー ANZ銀行隣り 
ドックランズ Docklands
メルボルン
この場所の地図 Google Map

ドックランズの新しい開発地区ビクトリアハーバーの一角にある現代メルボルンを代表するアーティスト、マークストーナーの作品The river run through it.がある。

撮影データ Canon EOS 5D MarkU 絞り優先AE 評価測光 絞り10.0 1/200秒 ISO感度 100 露出補正 オート JPG レンズ EF 24-70mm f/2.8L /USM 撮影:板屋雅博 撮影2010年12月14日13:40


マーク・ストーナーの芸術作品The river run through it.は、メルボルンのホットな開発地区ビクトリアハーバーにある。新しいビルがこの10年で次々と建設されているが、ANZ銀行本社ANZ World Head Quartersもそのひとつだ。この銀行の隣りにあるのがこの作品。コリンズ通りからヤラ川への通り道に沿った場所。

ANZ World Head Quarters

現在、たくさんの人々がドックランズで働いており、ランチタイムには多くの人がこの場所を訪れる。


正面は、ヤラリッジ地区
メルボルン百景

この土地の歴史、即ち原住民族アボリジニの歴史に焦点を当て、環境やエコロジーに配慮することなどにポイントを置いている。またヤラ川が1900年前後に流水経路を変更されたにも注意を払っている。いろいろな要素がこの作品に込められている。ストーナーの芸術活動は、シドニー郊外のビーチで始まった。「当時、いかなる種類の公共芸術作品もまったく見当たらなかった。」とストーナーは述べている。1970年代にメルボルンへ転居し、メルボルン州立カレッジで芸術を教えていた。その後、25年間ほどメルボルン芸術大学で美術を指導した。2000年にストーナーの最初の芸術作品「北:North」がジーロンのウォーターフロントで発表された。ヨットの帆に似た彫像である。ストーナーの奥さんは数年前に長くい闘病の末に癌で病死しているが、このこともパブリックアートを進める原因のひとつになっている。「私のこの10年ほどのパブリック芸術への取り組みは、家族の危機的な状況の中でどのように芸術を進めるかであり、自分自身が生き残るための戦術でもあった。



 マークストーナーによるとこの作品はふたつのコンセプトがある。この場所、ヤラデルタは、西欧人の移住の前は、沖積地の沼地であり、ヤラ川の河口にある海水が出入りする汽水川であった。湿地帯であり深い植物が生い茂る河岸があった。この場所はヤラ川とメルボルン湾が合流する場所でもあり、川と海、風と太陽が集まる場所でもある。
この作品を見る人々にその歴史と自然を思い出させることが目的のひとつであった。

この作品はメルボルン代表的な不動産ディベロッパーのlend Lease社によってスポンサーされている。

マークストーナーのサイト

Lend Lease




主な作品
2011 A RIVER RUNS THROUGH IT, Victoria Harbour, Melbourne
2009 WILD SEA, Melbourne Zoo, Parkville
2007 LEGENDS PROJECT, Geelong
2005 EPHEMERAL LAKE, Royal Botanic Gardens, Cranbourne
2004 STAND, West Gate Bridge Memorial Park
2000 NORTH, Geelong Foreshore,Geelong
2000 EARTH WALL, Melbourne Museum
2000 BLADE, Richmond


シドニーモーニングヘラルド紙

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