クインズウェアハウスは、メルボルンが繁栄した１８８９年から１８９０年にかけてビクトリア植民地政府公共土木課の建築家アレクサンダー・マクドナルド(Alexander
James Macdonald)の設計により建設された。基礎工事はターンブルブラザーズ社（Turnbull Bros）が担当し、上部構造はJames
H C Sutherland社が建設した。２階建てでアーケード構造を持つ煉瓦作りの倉庫である。建物は基礎の煉瓦土台の上に築かれた木製の杭と桁材によって支えられている。建物両サイドの個々の窓部分（ベイ）は逆隠しアーチ構造になっている。上部階はコンクリートと木製で出来ており、波型の鉄製金具と鋳物の桁材でサポートされている。クインズウェアハウスは、最初は保税倉庫として使用された。
豪州連邦は1901年にメルボルンを首都として英国から独立したが、連邦政府への移行の際に発生した差し押さえ商品などを保管した。１９０８年から１９２４年にかけてクインズウェアハウスは、豪州で初めて郵便切手と銀行紙幣の印刷工場として活躍した。最初の郵便切手はカンガルーシリーズであった。
アレクサンダー・マクドナル（Alexander James Macdonald）はメルボルンのフィッツロイで１８６４年に生まれた後、家族は英国スコットランドへ帰国しエジンバラで建築を学んだ。メルボルンに戻りビクトリア植民地公共土木課に入り、美しい建物をたくさん設計した。アールヌーボー、アーツアンドクラフト運動の影響のもと、スコティッシュ・バロニアル、ロマネスク、クイーンアンなどの様式を得意とした。
クインズウェアハウスは、メルボルンが繁栄した１８８９年から１８９０年にかけてビクトリア植民地政府公共土木課の建築家アレクサンダー・マクドナルド(Alexander
James Macdonald)の設計により建設された。基礎工事はターンブルブラザーズ社（Turnbull Bros）が担当し、上部構造はJames
H C Sutherland社が建設した。２階建てでアーケード構造を持つ煉瓦作りの倉庫である。建物は基礎の煉瓦土台の上に築かれた木製の杭と桁材によって支えられている。建物両サイドの個々の窓部分（ベイ）は逆隠しアーチ構造になっている。上部階はコンクリートと木製で出来ており、波型の鉄製金具と鋳物の桁材でサポートされている。クインズウェアハウスは、最初は保税倉庫として使用された。
１９９５年に連邦政府はクインズウェアハウスをビクトリア州政府に譲り渡した。その後、クラシックカーの展示場として使用されている。
クインズウェアハウスは、ビクトリア植民地政府公共土木課アレクサンダー・マクドナルドの代表的作品である。AJマクドナルドは公共土木課で数多くの革新的な作品を残しており、１９１３年から１４年にかけては新首都キャンベラの基本設計者であるウォルター・バーリー・グリフィンWalter
Burley Griffinのアシスタントを務めた。クインズウェアハウスは、初期の簡素な煉瓦作りのアーケードを持つ倉庫の実例である。このタイプの倉庫はその後の３０年間も主流として継続した。
アレクサンダー・マクドナル（Alexander James Macdonald）はメルボルンのフィッツロイで１８６４年に生まれた後、家族は英国スコットランドへ帰国しエジンバラで建築を学んだ。メルボルンに戻りビクトリア植民地公共土木課に入り、美しい建物をたくさん設計した。アールヌーボー、アーツアンドクラフト運動の影響のもと、スコティッシュ・バロニアル、ロマネスク、クイーンアンなどの様式を得意とした。
建築家のウォルター・グリフィンは、米国シカゴ出身の独自性あふれた建築家。１９０１年にシカゴの著名な建築家フランク・ロイド・ライト事務所で勤務。