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ノースメルボルン

Cafe Bakehouse Errols

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2006年11月22日(水)へ
 19時30分
Cafe Bakehouse Errols
エロル通り Errol Street
ノースメルボルン North Melbourne
Melway 2A−J10

今日は久しぶりに朝から良い天気でした。
しかし早くもクールチェンジ(Cool Change)です。メルボルンでは暑い気温が、10度ほども一気に下がる現象をいいます。昨日は36度ほどもありましたが、今朝は一転して15度ほどと肌寒い朝でした。夕方は、23度くらいでしょうか。Tシャツでも良いし、長袖でも良いという気温です。
夜は、また20度を下回っています。

昨日までの画像
↓この下に追加画像があります。

ノースメルボルン 市庁舎(North Melbourne Town Hall)
ノースメルボルンの中心は、このエロル通り(Errol Street)です。道の両側にはレストラン、パブ、マーケット、ショップがたくさん並んでいます。メルボルンによくある町並みです。でもどこか雰囲気が違うのです。どの店も手入れは良く行き届いていますが、古色蒼然とした感じなのです。レトロ調と言っていいでしょう。メルボルンの他の街は、建物は古いものの、店内はほとんどモダンな感じに改装が済んでいるところが多いのですが、このノースメルボルンはどこも昔のまんま、それも50年以上も前のままという状態で残っているのです。

ノースメルボルンは、West Melbourneの一部としてメルボルン入植の初期1840年代から牛の放牧場としてスタートしました。主に労働者の街として形成されました。1887年に市庁舎(Town Hall)とメルボルン食肉市場の完成の後に、ノースメルボルンと名付けられました。1930年代には下層労働者の街として人口が増え、スラムと言われていました。低収入の労働者用の公営住宅も1960年代まで、たくさん作られました。1980年代には、シティに至近距離であることと、家賃や生活費が安いことなどで、若い人が増えたため、徐々にスラムからは変わってきました。1990年代になり、エロル通りなどが栄えるようになりました。

Errols Bakehouse
69 Errol St ,
North Melbourne,
ph:03 9326 6610


昔のままの床屋さん(Cafe Bakehouse Errols)のお隣。
しかしどの店もただの古さではありません。主張を持った古さなのです。大幅な改装こそしないものの、良く手入れが行き届いています。古い物をそのままの姿で大切に使う。この街にはメルボルンの伝統を見る思いがします。
この街には、10代、20代の若者は少ないのです。そこがサウスヤラ(South Yarra)、ブランウィック(Branswick)とは決定的な違いがあります。この街はおとなの街なのです。静かにディナー(しかも安い。)を楽しむにはノースメルボルンはお奨めの街なのです。

戦後、多くの低所得層の移民がノースメルボルンに住み始めました。多くはウクライナ、リトアニアなど東欧諸国からの移民です。もともと労働者の街であったところです。
従って西欧諸国の人は少ないのも特徴です。しかし街を歩いていて危険な感じはまったくありません。戦前のメルボルンへタイムスリップしたような感覚の街です。
こんな街がまだ残っているのがメルボルンの素晴らしさです。

Bev & Mick's Backpackers Victoria Hotel



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