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タスマニア号とサンドリッジ

ポートメルボルン駅

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2007年11月13日(火)
ビーコンケーブ Beacon Cove
ポートメルボルン駅 Port Melbourne
ビーコンコーブ Beacon Cove
メルボルン Melbourne
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今朝は、曇っていてひと雨くるかなと期待されましたが、その程度では降りません。午後からはすっかり晴れて真夏も間近と思わせる陽気となりました。

昨年の今日2006年11月13日(真冬に逆戻りのメルボルン)

正面はタスマニア号の停泊地です。

ビーコンコーブは、トラム109番線の終点にあります。この地区はサバーブではビーコンコーブとポートメルボルンに位置します。この地区はメルボルンの歴史と深く結びついた場所です。直ぐ目の前にはタスマニアへ行くタスマニア号があります。トラム109号の路線は、オーストラリアで最初にできた鉄道路線 サンドリッジ線の路線です。
クイーンズスクエア参照
ホブソンズ湾鉄道会社(Melbounre and Hobson's Bay Railway Company)は、メルボルンがNSW州から独立しビクトリア殖民地となった1851年から2年後に設立されました。メルボルンから、サンドリッジ海岸のステーションピアまでを結んでいます。
鉄道軌道幅は、1600mmの広軌を採用しました。

The Platform Cafe, Bar, Restaurant
101B Beach Street
Port Melbourne.
Tel: (03) 9645 3333
駅舎はカフェになっています。

ゴールドラッシュによって急増する移民を輸送するために突貫工事が行われ、翌1854年には鉄道は完成しました。ヤラ川をサンドリッジ橋で越えて、メルボルンのターミナル駅(現フリンダース駅)とサンドリッジを結ぶ4kmの路線です。
当初、蒸気機関車は、ロンドンに発注されましたが、納期が大幅に遅れたために、結局、豪州第一号の蒸気機関車は、2700ポンドの製造費によりメルボルンでわずか10週間にて製造されました。製造者は、Robertson, Martin, Smithによるものです。

1855年には4台の蒸気機関車がロンドンから輸入されました。『メルボルン号』、『サンドリッジ号』、『ビクトリア号』、『ヤラ号』と名付けられ、30分毎にサンドリッジ駅とフリンダース駅を出発しました。メルボルンの輝かしい時代の幕開けです。
1857年には、サンドリッジ路線に続いて、フリンダース駅からセントキルダを結ぶブライトンセントキルダ線が開通しています。
サンドリッジ駅からフリンダース駅までは約10分で到着しました。途中に駅は無かったからです。

豪州の輝かしい鉄道路線第一号も1987年に閉鎖され、軽鉄道(Light Rail)が代わって走りました。現在の109番トラム路線です。メルボルンのトラムは、1435mmのゲージ(軌道幅)を使っていますが、旧サンドリッジ路線部分は、1600mm幅であるからです。またトラムは電圧が1500ボルトですが、軽鉄道は、600ボルトです。そのため特別な車両をこの路線には使用しています。

もとは鉄道駅であった為に駅舎は立派なものが多いのです。
ミドルパーク駅

売店コーナーを新設しました。

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