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展望台休憩所 バンドロツンダ Band Rotunda

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2014年2月5日(木)
バンドロツンダ Band Rotunda
ポートメルボルン Port Melbourne
メルボルン Melbourne 
この場所の地図 Google Map(航空写真)

ポートメルボルンの海岸通りビーコンケーブにこの展望台バンドロツンダがある。海岸通りの散歩の際にちょっと寄っていくのにぴったりの名所である。こんな休憩所にも歴史があった。

撮影データ Canon EOS 5D 絞り優先優先AE 評価測光 絞り 6.3 1/1000秒 ISO感度200 露出補正 オート JPG レンズ EF 70-200mm f/2.8L /USM 撮影:板屋雅博 撮影2014年1月12日 16:58

 ポートメルボルンのバンドロツンダは第一次世界大戦直後の1918年に建設され同年10月27日に公式にオープンした。建設を企画したのは第一次世界大戦で戦った兵隊の帰国を歓迎するポートメルボルン婦人会である。委員会はバンドロツンダをポートメルボルン市に寄贈した。
建設費用は婦人会の活動によりねん出した。
バンドと積んだは8角形の形状をしており、赤レンガの構造体、材木の柱材と天井材、屋根材はシート状の金属であり、中央部に旗の掲揚ポールが設けてある。


Onmydoorstep
  
 バンドロツンダの内部に上がるには、階段を昇っていく。階段部分以外の7つのコーナーにはベンチシートが備えてある。バンドロツンダに上がるとメルボルンの素晴らしい海岸線が見渡せる。
フィッツロイノースにあるエジンバラガーデンズ公園にあるフィッツロイメモリアルロツンダ(Fitzroy Memorial Rotunda)やナティムクにあるナティムクメモリアルロツンダ(Natimuk Memorial Rotunda)などもポートメルボルンのバンドロツンダと同様に第一次対戦で戦死した兵隊のメモリアルとして造られた。

Fitzroy Memorial Rotunda

Monument Australia

Natimuk Memorial Rotunda



 ポートメルボルンの地は、第一次世界大戦の戦地に向かう兵隊が軍隊の輸送船に乗りこむ地であり、また帰還した地であった。
1914年10月、兵隊、軍馬、補給物資を積んだ軍艦16艇がポートメルボルンを出港して第一次世界大戦の地、ヨーロッパへ向かった。

バンドロツンダの近くにバンドロツンダと同じ時期に作られた公衆トイレがいくつかある。このトイレには英語、イタリア語、ギリシャ語で男性用、女性用と書いてある。これは当時、イタリア人、ギリシャ人の移民がステーションピアから数多く移民してきたことによる。

移民博物館



 ロツンダ(rotunda)は、ラテン語で円形の建物を意味しておりドーム屋根を持つ場合が多い、バンドロツンダは屋外のロツンダを云う。公園などの休憩施設として使われる。音楽や娯楽用の施設としても使われる。1800年代や1900年代初頭の社会では見慣れた風景の一部でありポピュラーなものであった。

ウィリアムズタウンのロツンダ(レストラン)



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