シティ案内

今日の一枚へ

リッチモンドトップ

セントアントニオ・ディ・パドバ St Antonio Di Padova

メルボルン百景トップ

2013年9月22日(土)
セントアントニオ・ディ・パドバ  小売店
St Antonio Di Padova
ブリッジロード Bridge Road
リッチモンド Richmond
メルボルン Melbourne
この場所の地図 Google Map

ブリッジ通りはシティから行くとフリンダース通りがウェリントンパレードと名前を変え、ホドル通りとの交差点でブリッジ通りと名前を変える。ブリッジ通りに入ったばかりの建物である。歴史的に南側(写真側)が発達していたので、保存が図られている。開発が遅れていたため、北側は比較的新しい近代的な建物が多い。

撮影データ Canon EOS 5D MarkU 絞り優先AE 評価測光 1/800 F5.6 ISO感度 100 太陽光 露出補正 JPG レンズ EF 24-70mm f/2.8L USM
2013年1月19日14:56 板屋雅博撮影


セントアントニオ・ディ・パドバ (中央の建物)
St Antonio Di Padova
住所:30 Bridge Road,RICHMOND, City of Yarra
建築年:1913年
建築年代:Federation/Edwardian Period

サンタントーニオ・ダ・パードヴァ聖堂は、イタリア、パードヴァ市にあるカトリックのバシリカ教会。聖アントニオの聖遺物がある。
この建物は教会ではなくイタリア移民が守り神として銘を入れたもの。


 メルボルン市内から西部地区への大通りとしてブリッジ通りはメルボルンの創生期である1850年代から大いに栄えた。小売店、サービス業などの店舗が軒を連ねた。肉屋、生地屋、洋裁店、床屋、美容室、靴屋、果物店、小間物店、ホテルなどが並んだ。イーガン(Egan)蒸気機関式製材所もあった。
ブリッジ通りは、南側(写真側)が北側に比べて開発が遅れていたが、そこにはジョセフ・ビストロ(Joseph Bosisto )とウィリアム・ハイエット(William Highett)の庭園があった。

店舗
リトル・ブリッジ・カフェ Little bridge Cafe
Kings Zoo
Brewsters
Richmond Hill Cellers

 ブリッジ通りのビクトリア時代の建物の多くは馬車式トラム鉄道が設置された頃から1870年代から1880年代にかけて建設されたもの。その後、1885年にケーブル駆動式トラムが導入され、1916年には電気式トラムに置き換わった。その度毎にリッチモンドは活性化されメルボルンの主要なサバーブとして成長していった。
ブリッジ通り1−2階建の主要な特徴:
・道路側に店舗があり、後ろ側が住居である。
・隣の建物と面一になっている。
・セットバックがない。
・間口は約6m。
・それぞれの建物が独特のデザインを持つ。
・欄干を持ち、その後ろに屋根がある。
・2階に縦長で左右同形の窓を持つ。
・多くはスコッタ壁を持つ。
・イタリアルネッサンス様式のデザインが多い。
・初期ビクトリア様式の赤レンガが用いられる。


 ・2階にベランダや屋根付きの柱廊がある。
・1階に木枠の台座を持つ大きなディスプレー用窓を持つ。
・ブリッジ通り383番地は金属製の台座枠を持っているが、これは20世紀初頭に流行した形式。


手前側の建物上部の記入

最上部:Billiards
二段目左:Hairdressers 床屋
中央:Lovell Bros (Brothers)
右:Tobaccunists タバコ店
この建物には3つのお店が同居していた。

 Richmond Cafe & Larder
48−50 Bridge Road Richmond
TEL:03−9421−2808
General Manager
Clair Rickard

Richmond Cafe & Larder公式Web

Your Restaurant

The Age

リッチモンドカフェ&食品店(メルボルン百景)


最上部には1886年の銘が見られる。メルボルンのまたリッチモンドの建築最盛期頃の建築である。

このページのトップへ

inserted by FC2 system