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ブリディ・オライリーズ

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2006年9月9日(土)へ
11時30分
ブリディ・オライリーズ
Bridie O'Reillys
アイリッシュパブ Irish Pub
サウスヤラ South Yarra
Melway 2L-J8
広域サウスヤラ地図GoogleMap

チャペル通り地図Google Map

天気予報に反して、今日もまずまずの天気でした。いつもは西から東に風が吹いて雲が流れるのですが、今日は、逆方向に早い速度で雲が流れていました。気温も12度〜15度程度と外に出歩くには寒い気候でした。


Bridie O'Reillys
『ブリディ・オライリーズ』と読みます。右側の通りは、サウスヤラの中心を南北に通るチャペル通り(Chapel Street)です。
メルボルンの若者の若者の街として有名なサウスヤラの一番の繁華な界隈です。
チャペル通りの正面に見えている古い建物は、背の低いビルが多いサウスヤラの中では目立つランドマーク的なプラーンセントラルの専門店街のビルです。
プラーンセントラルの辺りから右手一帯をプラーン(Prahran)と言います。プラーンにはこの界隈では一番有名なプラーンの市場があります。
プラーン市場の画像

プラーン市場公式Web


Bridie O'Reillysですが、 O’がつく名前の苗字はアイルランドの人です。O'Brien、O’Goats, O’Laughlin, OConnellなどたくさんの苗字があります。そして当然、アイリッシュパブIrish Pubの店です。アイリッシュパブには、いわゆるエール(Ale)タイプとスタウトタイプのビールがあります。ギネス(Guiness)ビールもまたアイルランドを代表する世界的な名ビールです。
アイルランドのきれいな水と麦芽とホップとで造ったスタウト種と呼ばれるビールでクリーミーさと独特の苦味が特徴です。
キルケニー(Kilkenny)は、アイルランドのエール種を代表するビールです。深いルビー色と柔らか口当たりが特徴です。このふたつのアイルランドを代表するビールを置いている店こそがアイリッシュパブなのです。


サウスヤラを散歩したことがある人は、この店落ち着いた建物を覚えていると思います。
サウスヤラとはその名のとおりヤラ川(Yarra River)の南側という意味です。1835年にタスマニアのビジネスマン、ジョンバットマンが帆船レベッカ号(Rebecca)にてヤラ川を遡ってきてメルボルンの地に定着しました。
メルボルンの現在の中心部は、その後に市の中心地行政地区として開発が進められたのですが、それとほぼ同時期にヤラ川の南側は、植民者たちの住宅地として開発が進められました。
そしてメルボルンの上流階級が住む高級住宅地となっていったのです。特にこのサウスヤラ、プラーン、ツーラク(Toorak)が有名です。

メルボルンは、外で食べるのが大好きです。私は、外食と呼んでます。しかしこの店は、サウスヤラの中心地でありながらこれだけの敷地を持っています。ちょっと贅沢ですね。
今日は、まだ肌寒いのでそれほど多くのお客さんはいませんが、これから夏になってくると週末の土日には、席をとるのが難しいほどお客さんでいっぱいになります。

Bridie O'Reillysは、メルボルンに数あるアイリッシュパブの中では一番と言われています。さすがに店員の動きも機敏です。
アメリカ英語なまりは、アイルランドから来ていると言われています。メルボルンにはアイリッシュパブがたくさんありますが、決してアメリカなまりではありません。

アイリッシュパブは、独特の内装を施してあります。数メーター置きにコーナーが切ってあります。平日でも立ち飲みのお客でいっぱいになります。メルボルンっ子は、立ち飲みが大好きです。一杯のビールやワインで延々と話しつづけます。日本の場合にはビールやお酒にはつまみや軽食はかかせません。しかしメルボルンではたまにNibbleという軽いつまみを取ることはありますが、だいたいは何も食べずに延々と立ち飲みというか、話をしています。これにはついていけません。

尚、メルボルンには、英国パブ(English Pub)もありますが、はやりアイリッシュパブの方がかなり多いようです。といってアイルランド人の方が英国出身者よりも多いということはありません。

サウスヤラの中心地を通るチャペル通りは、又、豪州の女性ファッションの発信地でもあります。一般には豪州女性のファッション感覚は世界からは一歩遅れていると言われますが、ここチャペル通りを歩く女性を見ているといいセンスをしている女性も多く見かけます。
またメルボルンで一番、美人が多い通りとも言えます。(これは好みの問題もあるかもしれませんが。)

Bridie O'Reillys公式Web
住所と地図
メニュー (アイルランド料理です。)
飲み物(世界のビールが揃ってます。)
シティとブランズウィックにもお店があります。


サウスヤラと若者の人気を二分するブランズウィック通り(Brunswick Street)とは大きく性格を異にしています。サウスヤラが裕福な高級官僚や、商人の住宅地であったのに対して、メルボルンの北側の地区、フィッツロイ(Fitzroy)、コリンウッド(Collingwood)、カールトン(Carlton)には工場が多く労働者の街だったのです。従って、街もゴミゴミとしていて若干、暗い感じがあります。表通りは、ファッションの感覚があふれる町並みも一歩、裏通りへ入ると今でも労働者階級の街であることがわかります。ファッションもパンク系統です。
オーストラリアンフットボールチームもほとんどがブランズウィック界隈出身のチームが多いのも労働者階級がサポーターだったからです。
サウスヤラ地区からはフッティのチームが出ていないことからもわかります。

とは言えこの高級住宅街も外国人の流入が非常に多くなってきています。若い人が多いのも外国人の若い人が入ってきているからです。
一見は、欧米人に見えても東欧、ロシア圏、中近東などからたくさんの移民が入ってきています。
欧米人の人口増加率はメルボルンでも非常に低いのです。その分を若い移民が補っているのが現在の姿です。高級住宅帯のサウスヤラも徐々にその性格を変えようとしています。
行き方
電車:フリンダース駅からSandringham線で二つ目の駅です。 路線図
トラムの場合72番の路線図

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