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セントキルダの海岸

セントキルダ桟橋のキオスク 2012

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2012年11月10日(土)
セントキルダ桟橋のキオスク
St Kilda Pier Kiosk
セントキルダ St Kilda
メルボルン Melbourne
この場所の地図 Google Map

セントキルダ桟橋の先端にあるキオスク(喫茶店、レストラン、売店)は、セントキルダ海岸を散歩する時に欠かせない存在。桟橋先端部にあるL字形の角にあり、右手には沖留めタイプのセントキルダヨットハーバーがあり、キオスクの先には、ブレークウォーター(防波堤)がある。ブレークウォーターにはペンギンの棲息地がある。

撮影データ Canon EOS 5D 絞り優先AE 評価測光 絞り 1/1600秒 ISO感度100 露出補正 オート JPG レンズ EF 24-70mm f/2.8L /USM 撮影:板屋雅博 撮影2012年3月16日 

  セントキルダ キオスク
St Kilda Kiosk
建築年 1904年  (オリジナル作品)
再建年 2005年
建築時代 エドワーディアン
建築家:James Morell
建築様式 エドワーディアン・バロック
建築用途:商用建築物
現在の用途:レストラン、カフェ
階数:2階

メルボルンの人々に親しまれたセントキルダ桟橋のキオスクは、2003年に不審火の為に消失。新聞に大きく書かれたが、多額の寄付金が集まり直ぐに再建が決定された。

Walking Melbourne

 最初の名前は、パーラーズ・パビリオンと云い喫茶店及びレストランであった。1904年にセントキルダ桟橋のL字角に建てられた。当時、ヨーロッパで流行していたエドワーディアンバロックスタイルの建築デザインを取り入れている。メルボルンでは珍しいユニークな建築デザイン。当初は、気象観測所としても役割も兼ねていた。その後は、セントキルダ海岸の観光のランドマークとなった。セントキルダ海岸を散歩する時、まず立ち寄る観光ポイントである。

Victorian Heritage Register (VHR) H1533

Heritage Overlay Number HO226

キオスクとパビリオン


 1903年 レストラン事業家のフランシス・パーラー(Francis Parer)がセントキルダ行政当局にキオスクの建設計画を提出。
1904年 キオスク完成
1905年 フランシス・パーラーが住み込みでキオスクを経営。オーストラル・リフレッシュメント・ルームと云う名前であったが、パーラーズ・パビリオンとして評判となった。
1939年 ノーブル・カービーとアイビー夫妻(Noble and Ivy Kerby)が借家権をビクトリア州政府から取得。夫妻は、その後、18年間、経営。
1940年 隣のセントキルダシーバスの人気と共にセントキルダ桟橋の全盛期を迎える。
1959年 ノーブル夫妻の息子コリンと夫まジュディが借家権と経営を引き継ぐ。

セントキルダシーバス (メルボルン百景)

セントキルダの海岸 (メルボルン百景)

 1970年 木造の桟橋が取り壊されコンクリート製に代わるが、キオスクはそのまま継続。

1987年 オーストラリア建国200年を祝い歴史的建造物として100万ドルをかけて改装。

1991年 改装後の家賃の高騰のため、カービー家は経営を離脱。コリンは、世界一周セーリングへ出る。

2003年 放火により全焼。

セントキルダ桟橋キオスク

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