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ルナパーク フリーフォール(Moser Rides)

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2007年2月17日(土) (今日の一枚へ戻る

フリーフォール(Moser Rides)
ルナパーク Luna Park
セントキルダ St Kilda
メルボルン Melbourne

ルナパークは、メルボルン、ビクトリア州で最大の遊園地です。最新大型絶叫マシンはほぼありませんが、子供たちにとってはこれで十分です。
アメリカや、日本のような巨大な遊園地を作るような企業はいまのところありません。
この自由落下方式の遊戯もわずか10数mほど上に上がるだけですが、それでもかなり怖いのです。まだ動き出す前なので余裕があります。

 緊張に顔が強張る子供たち。
セントキルダは、メルボルンから簡単に行ける避暑地、観光地としてメルボルンの建設当初の1850年代から栄えてきました。ルナパークのこの場所は、セントキルダビーチの浅瀬(lagoon)でした。一時はごみ捨て場になっていたこともあります。統一豪州連邦が成立し、メルボルンが最初の首都になったのが1901年ですが、そのころセントキルダ海岸委員会が1906年に設立されました。同じ年にこの場所に屋外遊園地として”ドリームランド”(Dream Land)が開設されました。各種のアトラクションの中には、『富士山』(Mt Fujiyama)、『川の世界』、『サンフランシスコの破壊』、『地下の世界』、『Figure-8』などがありました。しかし高い入場料のためか、3年で閉鎖に追い込まれました。

ドリームランドは、閉鎖になりましたが、『Figure-8』という初期のジェットコースターは、人気があったために、第一次世界大戦の頃まで単体で残りました。
現在のルナパークは、1912年12月にオープンしました。当時、既にアメリカではいくつかの遊園地が大成功を収めていました。遊園地ビジネスが世界中で活況を呈していました。カナダ、アメリカなどからの資本家数十人で作ったのがルナパークなのです。中心人物は、James Dixon Williamsです。彼は数年後にアメリカへ戻り、映画会社を設立しました。ワーナーブラザース(Warner Brothers)です。アメリカのディズニーランドが開園するのは、1955年です。

順番を待つ子供たちと親御さん
1912年に設立されたルナパークの当初のアトラクションは、少なくなりましたが、そのいくつかは多少は姿を変えながらも現在も残っています。
The Scenic Railway(現存するジョットコースターとしては、世界で最も古いものです。)、メリーゴーラウンド(carousel)などです。
主任設計者T. H. Eslickは、世界の国々の遊園地の設計を14年間に渡って行ってきました。ルナパークを印象づけている正面のファサードの太陽の門(Moonface)は、T. H. Eslickがインドのボンベイでの経験をもとに作ったものです。

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