2006年10月2日（月）へ
18時45分
劇場 La Mama Theatre
205 Faraday St La Mama Place
Carlton
Melway ２Ｂ−Ｇ７
カールトンの地図 Google Map
このところ毎日、快晴に近い天気が続いています。気温もそこそこありました。
しかし夕方からは急に気温が低下して暗くなると共に冬に逆戻りの寒さとなりました。
昨日までの画像
↓この下に追加画像があります。
 ラママ劇場 Ｌa Mama theatre
カールトン（Carlton)のライゴン通り（Lygon Street)地区にあります。小さな劇場で、観客は目一杯入っても３０名、立ち見を入れても５０名というところでしょう。しかし劇団員、出演者とお客の距離が非常に近く、アットホームな雰囲気で楽しめる劇場です。
１回ショーで＄１０−＄２０、２回のショーでも＄１５−＄３０と低価格なのも魅力です。
音楽だけの日もあります。ライゴン通りでイタリア料理の前や後にちょっとだけ楽しむ方法もあります。ここカールトンも労働者の街として有名です。メルボルンの北部地区には、有名な労働者の街がいくつもあります。
カールトン Carlton
フィッツロイ Fitzron
コリンウッド Collingwood
リッチモンド Richmond
などですが、全てにオーストラリアンフットボールのチームがあります。Fitzroyは、財政上の理由によりブリスベーン（Brisbane)へ移動し、Brisbane
Lionsとなっています。
 本日の出し物
『The Yellow Peril』
『Citizen Corps』
『Buyback』
曜日によって出し物や開演時間が違いますので要注意です。
ラママ劇場は、１９６７年にオープンしました。従って４０年近い歴史があります。建物はもとは工場でした。最初のオーナー夫妻がアメリカニューヨークを旅行してブロードウェイミュージカルに刺激を受けて、作ったのがこの劇場です。ニューヨークの同じ名前の劇場があります。
自分達の経験をもとに安い料金で学生でも若い人でも気軽に入れる劇場を作ったのです。カールトンの地に作ったのは、もちろん家賃が安かったからです。４０年前は、メルボルンの劇団もほとんど無く演劇文化もほとんどありませんでした。そのような時代にこのラママ劇場は演劇を目指す人々に活動の場を与えたのです。
 ここが待ち合わせ場所ロビーです。冬場はこの焚き火が有名です。コーヒーもあります。
他の劇場ではありえない雰囲気が大好きなお客さんもたくさんいます。
ラママ劇場は、演劇に留まらず、音楽、詩、映画などの文化も育ててきました。メルボルンには近代的な劇場がいくつも出来てきましたが、このラママ劇場はその母体として存在価値があります。特にメルボルンスタイルの演劇の発祥の地として有名です。
行き方
トラム １番、２２番
 もぎりのおばちゃん。左側は、劇団員かつ何でも係りのおじさん（もしかすると有名な男優さん。）右側の二人はお客さんです。
本来、このような状況で撮影をさせてくれるとは思いませんでしたが、おばちゃんが快くＯＫしてくれました。開演までもう直ぐで、さすがに劇場内はあわただしく、それどころじゃない雰囲気であきまめました。
この建物は、１８８３年に建てられ、印刷、靴製造、電機設備会社、絹の下着工場などとして使われていました。
公式Web
La Mama theatre NewYork City
 お嬢さんたちもお客さんです。
右側は、男女共用のトイレですが、メルボルンで一番、面白いトイレかもしれません。清潔ではありますが、ここを使用するにはちょっと勇気が要ります。
カールトンは、Fitsroyと同様にゴールドラッシュで膨れ上がった人口を吸収すること及び当時の産業拡大の労働者の街として発展しました。
イタリア人、また当初はユダヤ人の街として有名です。近年では北西アフリカ諸国（ソマリア、スーダンエチオピア）からの移民が増えています。
 さてこれから劇場の開幕です。
こんな素敵な劇場が身近にあって安い料金でいつでも見られる。これがメルボルンのすばらしさのひとつです。
この周りは有名なイタリアレストランがたくさんあります。夜１０時開演の劇もあります。食事をしてからでも十分に間に合います。
La Mama Theatre
205 Faraday St
Carlton, VIC 3053
Mon-Fri 10:00am - 5:00pm
Tel: (03) 9347-6948
Fax: (03) 9349-2063
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