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コリンウッドタウンホール Collingwood Townhall

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アボッツフォード

 ジョージ・ジョンソン

2019年3月2日(土)
コリンウッドタウンホール
Collingwood Townhall
アボッツフォード Abbotsford
メルボルン Melbourne
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コリンウッドタウンホールは、1885年から建設が開始されたが、当時のコリンウッド地区は労働者階級が多く住む地区であり、コリンウッドタウンホールが果たした役割は大きい。ジョーひとつである。ジ・ジョンソンの代表作の

撮影データ Canon EOS 5D MarkU 絞り優先AE 評価測光 1/320 F8.0 ISO感度 100 オート 露出補正 -1/3 JPG レンズ EF 24-70mm f/2.8L USM 2019年1月13日14:50 板屋雅博撮影


 タウンホールなどの設計で著名なメルボルンの建築家ジョージ・ジョンソンの設計であるコリンウッド・タウンホールは、市民ホール、図書館、市役所、裁判所、郵便局などが入居した。全ての部屋は雄大な空間を取っており、重厚に装飾をされ、化粧しっくいを施された煉瓦を織りなして建築された2階建ての建築物で、鋳物の鉄を使用している。中央部に巨大な時計台タワーが配置されている。この時計は、メルボルンのGPO中央郵便局に設置されていたもので1890年にGPOから取り外されていたものが移設された。時計台のベルは、1890年にロンドンのホワイトチャペル鋳物会社(Whitechapel Foundry)のメアーズ・ステインバンク(Mears and Stainbank)のふたりによってによって制作された鋳物製である。



内装の大掛かりな改装は、1938年にAC Leith and Associates社によって実施された。
当時のメルボルンの著名建築家であるジョージ・ジョンソンは、ビクトリアで19世紀後半に特に政府系の建築物や劇場、オペラハウスなどが有名である。代表作は世界遺産カールトンガーデンのロイヤルエキジビジョンビルディングのアネックスがある。コリンウッドタウンホールに直接に比較されるジョンソンの作品としては、ノースメルボルン・タウンホール、ノースコット・タウンホールなどがある。

コリンウッド・タウンホールは、コリンウッドの駅前、ホドル通りに面して立地する。その地は、地理的には、アボッツフォード Abbotsfordに属する。


 1938年に大掛かりな内装工事を行ったAC Leith and Associates社のACレイは、ビクトリアの各地に作品を残している。ACレイはホルムズグレン住宅工場(Holmesglen House Factory)の設立などビクトリア公共住宅局(Housing Commission of Victoria)の設立にも関わっている。バーウッドにあったオーストラリアで最初のドライブイン映画館(Drive-In theatre )も設計している。



コリンウッドタウンホールは、建築当初の姿を良く残しており、外装装飾にペンキは塗られていない。1800年代後半の建築ブーム期のクラシック様式の代表作である。外装部は当時の姿を残しており、1887年の建築当時、メルボルンの新聞は、雄大で魅力的な建物であると讃えている。コリンウッドタウンホールは、社会史的にも異議深い。19世紀後半、コリンウッド地区は労働者階級が大半を占める市域であった。そおような場所でタウンホールが地域社会にとって大きなかつ継続的な役割を演じた。1930年代、40年代の大戦中間期に有名なダンスホールとして知られた。1900頃からメインホールは映画館として使われた。



 1890年にG B Leithがコリンズ通り408に建築事務所を設立した。1918年にG B & G Burridge Leithとなり、1930年頃にはA C Leith となり、老舗のHaddon & Henderson社を吸収合併した。1936年にHarold E Bartlettとパートナーを組み、1857年の会社法( Companies Act)によりLeith & Bartlett Pty Ltd社となった。


 住所:140 Hoddle Street, Abbotsford
建築:1885年ー1890年
建築期:ビクトリアン
建築様式:第二帝国 Second Empire
建築家:ジョージ・ジョンソン George Johnson
ナショナルトラスト:B1266
ビクトリア州遺産登録:HO140


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