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イーストメルボルントップ

ケーブルトラム停留所 Tram Shelter

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2009年9月11日(金)
ケーブルトラム停留所 Tram Shelter
マッカーサー通り Mcarthur
イーストメルボルン East Melbourne
メルボルン Melbourne
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今日のメルボルンは、快晴で気温は18度ほどまで上がった。しかし風が非常に強く、木の枝が折れたりした。

昨年の今日 2008年9月11日(メトロポリタンミートマーケット

Canon EOS 5D MarkU1/1000秒  絞り優先 絞りF2.8 評価測光 ISO感度 100 AWB 画質圧縮率 sRAW2
レンズ EF24-70mm f/2.8 USM


メルボルンの北東の端のスプリング通りにビクトリア州議事堂がある。州議事堂の裏側をコリンズ通りの延長であるマッカーサー通りが北へ向かっている。
マッカーサー通りに沿って右側に、このトラム停留所(トラムシェルター)がある。
このトラムシェルターは、1917年に建築され、メルボルン市内で現存する5つのケーブルトラム停留所のひとつだ。
この停留所は、メルボルン市長で芸術家のフランク ステイプレー(Frank Stapley)がデザインしたもの。木材を使用し、天井にはスレートを使っている。デザインは、エドワーディアンスタイルをベースとしている。  

  この当時のトラムは、現在の電気式トラムではなく、石炭をエネルギー源として地下を走るケーブルによってトラムを走らせるケーブルトラムがメルボルン市内を走り回っていた。現在のメルボルンに比べて、気温が低く、冬場にトラムを待つためには、このような停留所が必要であった。
ケーブルトラムは、1885年から1916年まではメルボルントラム会社(Melbourne Tramwey and Omnibus Company)が主な路線を運営していた。それ以外にもたくさんの私立トラム会社があったが、1917年に全部が合併して、メルボルントラムボード(Melbourne and Metropolitan Tramways Board、通称TB)が作られた。この停留所の床には、モザイクでTBの模様が彫られている。

正面は、セントパトリックカテドラル。

 最初のトラム停留所が建築されたのは、1910年。プラーン・マルバントラム会社(Prahran & Malvern Tramways Trust、PMTT)によって建設された。この路線は、トラムの運行間隔が長く、乗客の待ち時間が15分以上と長かったことが原因。現在でもこの時代のいくつかのトラム停留所が現存している。

ビクトリア州遺産
VHR Number:H1870

公式Web

Friends of Hawthorn Tram Depot Inc

 ケーブルトラム停留所は、マーヴェラスメルボルンと呼ばれた1800年代後半のメルボルンを偲ぶ重要な歴史遺産だ。


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