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イーストメルボルントップ

イースト・メルボルン・ユダヤ教会

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2013年6月2日(日)
イースト・メルボルン・ユダヤ教会
The City of Melbourne Synagogue
ミクバ・イスラエル・シナゴーグ
Mikva Yisrael Synagogue
アルバート通り Albert Street
イーストメルボルン East Melbourne
メルボルン Melbourne
この場所の地図 Google Map

イーストメルボルンは、セントパトリック教会など数多くの教会があるが、ユダヤ教の本部教会もここにある。メルボルンには入植初期の頃から多くのユダヤ人が住んでいるが、ここが宗教的な聖地である。

撮影データ Canon EOS 5D MarkU 絞り優先AE 評価測光 1/50 F11.0 ISO感度 100 オート 露出補正 JPG レンズ EF 24-70mm f/2.8L USM
2010年12月16日14:10 板屋雅博撮影

  ミクバ・イスラエル・シナゴーグ
イーストメルボルン・ユダヤ教会
現在の名称(The City of Melbourne Synagogue)
住所:488 Albert Street
建築年:1877年
目的:教会
建築期:ビクトリアン
建築様式:ルネッサンス・リバイバル
建築家:Crouch & Wilson

特徴
・後背部に八角形のふたつのドーム
・伝統的ルネッサンス・リバイバル様式の正面ファサードは、1883年に完成。
・正面ファサードは、5つのベイで構成

Walking Melbourne


  メルボルンの最初のユダヤ人はメルボルンに移民が始まった1835年に移住。ユダヤ教の最初の礼拝は、ユダヤ人High Holidayによって1939年に行われた。1841年にはメルボルン・ユダヤ教会(Hebrew Congregation)が設立された。最初のシナゴーグは座席数100と小規模にバーク通り472番地に1847年に建設された。
しかし司祭牧師(ラビ)Moses Rintelは、1857年に教会の主だった30名のドイツ系ユダヤ人の信者を引き連れて分裂し、イーストメルボルンユダヤ教会を設立。新たなシナゴーグをエキジビジョン通りに新しいシナゴーグを設立。このシナゴーグは1877年まで使用された。

エリザベス通り旧シナゴーグ(メル百)

このシナゴーグは、バーク通りにあった最初のシナゴーグを再現したもの。

1850年代に300名ほどのユダヤ人が英国、ドイツなどからメルボルンへ移民してきた。その後も数多くのユダヤ人がメルボルンに移民している。

各州のシナゴーグの数
ビクトリア州 63教会
NSW州とキャンベラ 45教会
クインズランド州 7教会
南豪州 3教会
西豪州 9教会
タスマニア州 3教会
The City of Melbourne Synagogue

シナゴーグの屋根下に描かれているのは、ダビデの星と呼ばれるユダヤ教の象徴。二つの正三角形を逆に重ねた六芒星(ヘキサグラム (Hexagram) )と呼ばれるもの。イスラエルの国旗にも描かれている。

 1930年にメルボルン・ユダヤ教会は、サウスヤラのトゥーラック通りへ移転し、1300席の教会を建設。当時のラビ・Israel Brodieは、全英国連邦コモンウェルスのトップラビに選ばれている。ラビ・Zelman Cowenは、後に豪州連邦総督に就任している。また初の豪州生まれの総督であったSir Isaac Alfred Isaacs (1855 ? 1948) もユダヤ人の子孫であり、葬儀はメルボルン・ユダヤ教会で行われている。ユダヤ人がメルボルン社会に溶け込み、社会の中心的な勢力のひとつであることがわかる。

メルボルンユダヤ教会公式web

セントキルダ通りの5枚目

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