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ヤラパーク小学校1406番

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2015年10月25日(日)
ヤラパーク小学校1406番
Yarra Park Primary School No.1406
イーストメルボルン
East Melbourne
メルボルン Melbourne
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ウェリントンパレードとパントロードの交差点の西南側にチューダー様式の洒落た小学校が建っている。1872年の教育法が制定された直後に建っており、当時の著名な建築家チャールズウェブが設計した。

撮影データ Canon EOS 5D 絞り優先優先AE 評価測光 絞り 5.0 1/32秒 ISO感度100 露出補正-1/3 オート JPG レンズ EF 70-200mm f/2.8L /USM 撮影:板屋雅博 撮影2015年1月21日 11:54:28

ヤラパーク小学校1406番
Yarra Park State School No.1406
住所:1055 Punt Road Melbourne
建築年:1874 - 1877年
建築家:Charles Webb チャールズウェブ
建築様式:チューダー様式
建築材料:多色煉瓦
階数:2階
建築用途:小学校
現在の用途:アパート
建築請負:James Gillon

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 ヤラパーク小学校1406番は、メルボルンの著名な建築家チャールズウェブによってデザインされた。西棟は1874年に完成し、東棟は1877年に完成した。建設請負はジェームス・ジロン(James Gillon)。2階建ての建物で基壇にブルーストーンを使い多色煉瓦で建てられている。パント道路側とウェリントン道路側のファサードはチューダー様式でデザインされている。大半の窓の上側には雨が教室内に侵入するのを防ぐドリップモールドが設置されており、切り妻屋根の下側端は欄干状になっている。水平方向への仕切り段(string course)が強調されている。建物左右の角部はジグザグ模様に煉瓦が配置されている。教室のスレート製黒板はまだ当初のものが現存している。



 ヤラパーク小学校1406番西棟の装飾デザインは、カリスブルック( Carisbrook)小学校1030番やイーグルホーク(Eaglehawk)小学校1428番などのデザインのモデルとなった。特徴的な多色煉瓦とチューダー様式は建築家チャールズウェブが1880年にサウスメルボルン小学校1253番をデザインする際にもを行う際にも使われた。ヤラパーク小学校1406番の特徴的なファサードデザインはパント道路とウェリントンパレードの芸術的な雰囲気にも貢献している。






 ヤラパーク小学校1406番は1872年に教育法が制定され、大規模小学校が建設されるようになった第一期のグループに属する。1872年の教育法(1872 Education Act)は、キリスト教によらない普遍的な義務教育をビクトリア植民地で実施する画期的な法律であった。ヤラパーク小学校1406番は1872年の教育法が出来た直後に建てられたふたつの小学校のひとつである。壁に薄い板を張って黒板として使用した。




 東側はパントロードに面している。パントロードの向こう側はリッチモンドになる。

ヤラパーク小学校1406番は1915年に窓など外観や内部に変更が加えられたが、大きな変更ではなかった。

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