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イーストメルボルン

ミクバ・イスラエル・シナゴーグ Mikva Yisrael Synagogue

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Crouch & Wilson

 建築史 1870-79

メルボルンの教会・寺院

2016年8月28日(日)
イースト・メルボルン・ユダヤ教会
ミクバ・イスラエル・シナゴーグ
Mikva Yisrael Synagogue
アルバート通り Albert Street
イーストメルボルン East Melbourne
メルボルン Melbourne
この場所の地図 Google Map

ミクバ・イスラエル・シナゴーグは、メルボルンで最古のシナゴーグ(ユダヤ教教会)である。

撮影データ Canon EOS 5D MarkU 絞り優先AE 評価測光 1/160 F9.0 ISO感度 100 オート 露出補正 JPG レンズ EF 24-70mm f/2.8L USM
2016年1月18日18:32 板屋雅博撮影


  ミクバ・イスラエル教団は1857年にモーゼス・リンテル(Reverend Moses Rintel)司祭(ラビ)によって結成され、それまでのメルボルンヘブリュー教団(Melbourne Hebrew Congregation)から分離独立した。1859年に植民地政府からエリザベス通りとリトルロンズデールの角地に土地を与えられ、小さな教会が建てられた。教徒はドイツ人や東欧州などリンテル司祭の関係者で市内から徒歩圏内に住むものたちであった。1870年に政府の許可を得て教会を売却して、イーストメルボルンの現在の場所を購入して、1877年に移転した。リンテルは1880年に他界するまで司祭を務めている。


 ミクバ・イスラエル教会はメルボルン最古の教会である。エキジビジョン通りの Michveh Yisraelの方が古いが教会としては使用されていない。また19世紀に建てられたユダヤ教会としてはビクトリア州最大である。ビクトリア州遺産、ナショナルトラストにも登録された歴史的建築物である。
メルボルンの著名な建築家クロウチ&ウィルソン事務所の設計である。正面ファサードは、ふたつのドーム屋根タワーを持ったルネッサンスリバイバル様式で設計されており、1883年に完成している。5つのベイ(縦方向の区画)に分割されている。1階部分はトスカーナ様式の柱で、二階部分はコリント式柱が使われている。

Michveh Yisrael Synagogue (メルボルン百景)

中央部に切り妻屋根があり、ユダヤの星が象徴的に嵌め込まれている。背後の左右にマンザードルーフ(急こう配の屋根)のドームがルネッサンス風である。

ミクバ・イスラエル・シナゴーグ
Mikva Yisrael Synagogue
イーストメルボルン・ユダヤ教会
現在の名称(The City of Melbourne Synagogue)
住所:488 Albert Street
建築年:1877年
目的:教会
建築期:ビクトリアン
建築様式:ルネッサンス・リバイバル
建築家:Crouch & Wilson


現在の司祭ラビは2007年からDovid Gutnick師である。教徒は約200家族で、メルボルン中心部では唯一のユダヤ教会である。毎週土曜日のサバット(安息日)礼拝や祝日礼拝が、1877年3月20日に礎石が置かれ、同年9月にオープンしてから途切れることなく行われている。2012年1月に英国連邦司祭長のRabbi Lord Jonathan Sacksが参加して開設155周年式典が行われた。



 Wikipedia

 Onmydoorstep

 豪州ユダヤ教徒の歴史(wiki)

 公式web


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