シティ案内

今日の一枚へ戻る

プラーントップ 

プラーンセントラルPrahran Central

メルボルン百景トップ

(画像が出ない場合は、最新情報に更新のボタンをクリック)
2007年6月6日(水)
プラーンセントラルショッピングセンター
Prahran Central Shopping Centre
チャペル通り(Chapel Street)とマルバーン通り(Malvern Street)の交差点
メルボルン Melbourne
この場所の地図 Google Map

今日は最高気温17度、最低10度ほどの気温でした。雲はありましたが、今日も穏やかな秋の日でした。スキー場では早くも40cmの積雪があり、スキーが楽しめます。

昨年の今日 2006年6月6日

  プラーンセントラル
1914年に建築されました。最初の名前は、Charles Reads Emporiumと言います。チャペル通りからは遠くからでも良く見えるプラーンのランドマークです。屋上にあるふたつのドームですが、銅で天井を覆われています。昔は、夜は電灯の明かりが灯されていて遠くからでも良く見える灯台のようでした。現在は点灯されていません。地上階や、低層階までは改装されて、1980年代にプラーンセントラルというショッピングセンターに名前を変えました。上層階は、2005年にやはり大掛かりに改装されて高級アパートメントになっています。ビクトリア州遺産に登録されています。

 47番トラムストップ
78番と79番のトラムが通ります。
プラーンセントラルの場所には、1850年代には、1階建てのプラーンホテルが建っていました。1882年には、2階建てのホテルに建て代わりますが、その際、チャペル通りの西側にJacob Readが経営する小さな洋服店が出来ました。通称Read Storeです。1902年にCharles Mooreがホテル、商店を買収します。Readの名前を継承しながら、Charlesの名前も付け加えて建ったのが、Charles Reads Emporiumです。これもまたRead Storeと言われていました。

Pran Central Apartment

 交差点東南角のビル(ビクトリア期のテラスハウス)。
1914年建設のプラーンセントラルは、エドワード期(Edwardian)に属します。メルボルンの初期の象徴であったビクトリア女王(Victorian)が1901年に亡くなった後、息子のエドワード7世王が統治した時代です。1901年から1920年頃までを言います。フランス式に言うといわゆるアールヌーボー((Art Noveau)の時代です。エドワード7世王は、ヨーロッパ大陸の芸術が好みで、フランスのアールヌーボーを好んで取り入れました。アールヌーボーは、正確にはエドワード期よりは少し前の1890年頃から始ります。アールヌーボーは、パリの美術店メゾンドアールヌーボー(Maison de l'Art Nouveau) に由来します。その特徴は、曲線や植物の模様を多く取り入れていること、古い封建的な見方に捕らわれない自由な発想である。幻想的、耽美的な傾向を持っています。

 アールヌーボー期の有名な建築家としては、スペインのアントニオガウディがいます。世界遺産サグラダファミリア教会は、1882年に着工され、1922年にガウディが亡くなるまで建築は続行されました。(現在も継続していますが。)
メルボルンの代表的なアールヌーボーの建物は、なんと言ってもフリンダース駅です。正面のドーム、西口の時計塔などは、1901年に建築を開始して1910年に完成しており、エドワード期、すなわちアールヌーボーの作品です。

サグラダファミリア教会

 チャペル通りを南に見ています。真っ直ぐに行くとウィンザーになります。交差点の右側へ行くとコマーシャル通り(Commercial Road)、左へ行くとマルバーン通りです。

プラーントップ

Melbourne Buildings

このページのトップへ

下記に『メルボルン百景』のサイト内検索機能を付け加えました。 調べたい単語を入れてみてください。ヤラ川、トラム、レストラン、ワイン、などなんでも検索できます。

Google
WWW を検索 ”メルボルン百景”を検索

当ページに記されている内容の信頼性に関しまして、筆者は責任をもっておりません。ご注意ください。
当ページ及び付属のページに記載されている内容や画像を無断で複製・転載・使用することを禁じます。
当サイトは、ホームページ、ブログなどにリンクフリーです。リンクされたら下記までご連絡ください。
Copyrights (C) 2005-2006 Melbourne Hyakkei All Rights Reserved.
Please contact to itaya@iprimus.com.au


inserted by FC2 system