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エメラルドヒル・エステート Emerald Hill Estate

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2018年10月14日(日)
エメラルドヒル・エステート 
Emerald Hill Estate
サウスメルボルン 
South Melbourne
メルボルン Melbourne
この場所の地ap 地図

サウスメルボルンタウンホールのすぐ隣の場所にユニークな1ブロックがある。サウスメルボルンの別名をエメラルドヒルというが、その名を取ってエメラルドヒル・エステートと云う。

撮影データ Canon EOS 5D MarkU 絞り優先AE 評価測光 1/320 F6.3 ISO感度 100 太陽光 露出補正 JPG レンズ EF 24-70mm f/2.8L USM
2018年1月18日9:15 板屋雅博撮影


  エメラルドヒルエステートは、この辺りの1ブロック四方を囲みこんだ場所にあるが、この場所にはメルボルンプロテスタント教会のみなしご収容施設( Melbourne Protestant Orphan Asylum)が1855年から1877年まであった。所有権を有する土地を新しい行政役所ビルに売ったが、他の部分の借地権をその後50年間、保持した。この独特の売却形式により多くの建物が1880年代の2階建ての建築当時の姿のまま残ることになった。レンガ製で商業用、住居などが混在している。

 エステートの建物の多くは1974年に州政府によって買収され、その後、メルボルンファミリー介護組織が管理している。1階の店舗に設置されているベランダは、何度も修復されており、住宅も公共住宅として使用できるように改修されている。



 エメラルドヒルエステートは、歴史的、社会的に重要な建物であり、所有権(freehold)よりも借地権(leasehold)による土地開発という意味で非常にユニークである。メルボルンプロテスタント教会のみなしご収容施設がこの場所に存在した証であり、施設のあった場所がそのまま開発されており、この地域が独特の雰囲気を持ち均一に地域である理由となっている。
商業ビルは、この場所が1880年代のショッピング地域であったことの名残であり、当時のままの姿を残しておる。ビクトリアの中でもこの場所にしかないものである。


  エメラルドヒルエステートは、建築学的にも重要である。1880年代の建築ブーム期に行政プランによる都市計画であった。左右対称で、同一規格の商業ビル、住居ビルが行政地区の周囲を1ブロックにわたって建築されたのはビクトリアでは非常にユニークである。
ハートコート&ペリー布地店(1885年建築)がパーク通り(Park Street)256-264にあったが、独特のゴシック様式をしており、オマール(Omaru)式石灰岩のファサードで有名である。


 場所:クラレンドン通り、パーク通り、ドーカス通り、マーシャル通り、フィッシュレイ通り、レイフィールド通り、パーリンス通り、バンク通りなどの区画である。


VHD

 

 

 一番上  左右  DORCAS STREET

一番右 上下 CLARENDON STREET
一番左 上下 CECIL STREET

中央部 上下  上 MARSHALL STREET と下 PERRINS STREET
中央部 左右 BANK STREET

真ん中の建物は、サウスメルボルン・タウンホール
それを囲む小さな通り FISHLEY STREET LAYFIELD STREET

一番下 左右  PARK STREET

SOUTH MELBOURNE, Port Phillip City

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