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ディミィーズ Dimmeys Store and Clock Tower

2020年5月30日(火)
ディミィーズ 
Dimmeys Store and Clock Tower
スワン通り Swan Street
クレモ-ン Cremorne リッチモンド
メルボルン Melbourne 
この場所の地図 Google Map

ディミィーズは、ゴールドラッシュ期にメルボルンの北168kmでバララットの北68kmのマリーボロー(Maryborough)に布地店のDimelow & Gaylard'sとして設立された豪州のディスカウント百貨店チェーンである。2014年には、豪州南部で40店舗を構えたた2019年に倒産した。

撮影データ Canon EOS 5D MarkⅡ 絞り優先AE 評価測光 1/120 F11 ISO感度 100 太陽光 露出補正 JPG レンズ EF 24-70mm f/2.8L USM
2020年1月25日13:19 板屋雅博撮影

wiki  VHD

  1853年にJoseph Brittenによって設立された布地店がリッチモンドのスワン通りに1878年に建設した建物があったが、1898年にマリーボローのDimelow & Gaylard社が買収した。同社は、1904年にジョン・ジェフェリー(John Jeffery)が買収した。1906年に火災が発生し、リッチモンド店は大きな損傷を受けたが、一時的な修復を施して営業を継続した。1907年に建物を再建した。1910年の店舗拡張の際にタワーの頂上に特徴的な地球儀を設置して、内部に赤いガラス製パネルを配置し、夜間には光を発して、市内からも見えるようにした。この時には、社長のジェフェリーは、会社の名前をディミーズ・モデルストア(Dimmeys Model Stores)に変更し、ハイセンスのファッション・ステータスを打ち出した。ディミーズのタワーは、リッチモンドのランドマークとなり、会社のロゴとなり、マーケティングにも使用された。

  1939年の第二次大戦での灯火規制(blackout)により地球儀の証明は消された。ガラス窓は銅製のパネルに交換された。デパートの1階では、いろんな雑貨類が販売された。2階はワークショップや、地方の顧客の為に、郵便での注文を取り扱った。1930年代の不況期には、品質の高い品物を値引きして販売した。1978年には、ライバルのフォージズ(Forges)を買収して、社名をディミーズ&フォージズ(Dimmeys & Forges)に変更した。フォージズは、大きな店舗をメルボルンのフッツクレイで営業していた。フォージズ・フッツクレイ店は、2009年にデベロッパーに売却されて、社名からも消えた。




 ディミーズ社は、1996年に2700万ドルの負債を抱えて倒産し、Doug Zapelliが率いる会社に売却され、デパートとしての営業は継続した。
2014年3月にディミーズは、Cool Breeze Clothing社に買収された。
2019年11月19日にディミーズは全31店舗を閉鎖すると発表し、166年の歴史に幕を閉じた。リッチモンド店は営業を続けて、2020年に閉店の予定である。


 2020年2月7日、ディミーズは、新しい経営陣の元で経営を再建すると発表した。
ビクトリア州の下記の店舗は営業を継続することになった。
Braybrook, Coburg, Colac, Cowes, Dandenong, Gladstone Park, Mildura, Morwell, Rosebud, Sale, Shepparton, South Morang, Swan Hill and Werribee stores in Victoria,




 Dimmeys Store and Clock Tower
旧名:Dimelow & Gaylard
住所:140-160 Swan Street クレモ-ン Cremorne リッチモンド
建設:1907-1918
建設用途:デパート
現在:デパート、専門店、アパート
建設期:エドワーディアン
建設様式:ロマネスク、アールデコ
建築家:H.W & F.B Tompkins
建築:Robert McDonald

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