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クレモーントップ

ディミィーズ Dimmey's

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2008年1月4日(金)午後6時
ディミィーズ Dimmey's
スワン通り Swan Street
クレモ−ン Cremorne リッチモンド
メルボルン Melbourne 
この場所の地図 Google Map

今日も午前中は、23度ほど、午後は35度ほどの安定した真夏の天候でした。空気は澄み切っているので、空が非常にきれいに見えます。

昨年の今日2007年1月4日(ポートフェアリー Port Fairy

都心部やビーチ以外はまだ人があまり職場に戻っていないので、がらんとしたリッチモンドです。

 この界隈全体は、リッチモンドに属します。画像右側を通りスワン通りは、メルボルンの中でもメジャーな通りのひとつです。
その右側(南側)がクレモーンもサバーブです。北はスワン通り、南はヤラ川、西は、パント通り、東はチャーチ通りに囲まれたわずか1km四方の小さなサバーブです。
しかしその重要性は決して小さくはありません。リッチモンドは、服飾関係の軽工業で有名です。またメルボルンの北部地区は軽工業で発展しました。

  
 Dimmey's ショッピングセンター
1907年建築 時計タワー(1908年)
銅製のボール(1916年)

クレモーンも同様に軽工業で発展した町です。昔は、リッチモンドの一角であり、街の地位は決して高くありませんでした。
中流以上の人は近づかない地域でした。列車の駅は、リッチモンド、又はイーストリッチモンドのふたつの駅があります。
即ち、シティまで至近距離に位置しています。

クレモーンのサバーブには、かつての巨大な工場があります。
現在は、事務所などに転用されていて、もはや工場としては操業していません。

  
 リッチモンド発電所 1891年に創業し、1976年まで稼動していました。石炭火力発電所です。ビクトリア州最初の本格的な発電所でした。現在は、カントリーロードというファッション関係の会社の事務所となっています。この建物は、コリンズ通りにあるウィンフィールドビルを設計した有名建築家チャールズデブローの作品です。

またサウスヤラへ向う電車から見えるBryant and Mayの工場もあります。
この工場は、英国のマッチの製造工場でした。Bryant and Mayの工場を設計したのは、メルボルンに多数の華麗なゴシック建築を残したメルボルンきっての天才設計家ウィリアムピットの作品です。
  
 ヤラ川の遊歩道やモナッシュハイウェイから見えるNylex のデジタル時計のネオンサインがあります。これはかつてこの場所にあったプラスティックのメーカーNylexの広告塔です。

クレモーンは、小さなサバーブですが、訪れてみる価値が十分ある街です。




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