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ウィリアムズタウントップ

クルーザーのセーリング

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2007年8月25日(土)午後2時半
クルーザーのセーリング
ウィリアムズタウン沖
ウィリアムズタウン Williams Town
メルボルン Melbourne
この場所の地図 Google Map

今日のメルボルンは、最高の春の日和となりました。午前中は多少の雲はありましたが、昼前からきれいな快晴となりました。気温はところによっては20度くらいまで上がりました。街では多くの若者がTシャツやノースリーブで出かけています。

昨年の今日2006年8月25日(テルストラドーム)

ウィリアムズタウンの沖の半径500mほどの海域が主にヨットのセーリングの場所です。ウィリアムズタウンにはいくつかのヨットクラブがあります。その沖には、本船航路がありコンテナ船を中心とした大型の外洋航路の本船が数分に1隻ほどの割合で走っていますので、その海域ではセーリングを楽しむことは出来ません。(メルボルン側へ本線航路を横切ることは出来ます。)

正面にタスマニア号が見えます。ここから2.5kmです。このヨットの速力であれば、30分ほどでステーションピアに到着です。

クローズドホールド(風上一杯)で走るクルーザー
ヨットは、風上に向かっても走れます。風に向かって真正面には走れません。しかし約30度の角度を保てば、風上へも走れるのです。これはヨットのセールが曲線(ふくらみ)を持っている為に、セールの内側と外側を走る風の速度が違うためです。揚力という力が発生します。揚力に引っ張られて風上側へ進みます。大きな力がセールにかかるためにヨットは風下側へ傾きます。
この画像のヨットは、まさに風上側へ走っていて、大きな力がセールにかかっているので、風下側(右側)へ傾いているのです。この際、船長(スキッパー)は、セールをいっぱいに引き込みます。大きな力がかかりすぎて転覆しないようにするためと、風の力をヨットの中心に集めてより風上へ走るためです。

 ウィリアムズタウンのヨットハーバーから出てきてこれからセーリングを始めるヨット。この状態は、後ろから風(追っての風)を受けています。この場合は、セールをゆるめて、セールを大きく外へ張り出します。たくさんの風をセールに受けて速度を増す為です。真ん中のこちらへ向かっているヨットを除いては、この画像で見えているヨットは全て、風下へ走っています。ウィリアムズタウンから、メルボルンに向かって風(西風)が吹いています。風の強さは、風速毎秒8mくらいでヨットに取っては一番、楽しい風です。

正面にはヨットハーバーの海の入り口が見えています。すぐ左にもあります。日本の場合には、衝突などを避けるためにもっと沖でセールを上げるのがルールとされています。しかしこちらでは腕に自身があるのか、ハーバーを出るか、出ないかの内にセールを上げます。ハーバー内でセールを上げているツワモノもいます。この画像は、岸壁の上から取っていますが、わずか10mほどしか離れていない場所を豪快に突っ走っていきます。

まだまだ朝晩は10度以下です。昼間はかなり暖かくなりましたが、それでも18度ほどです。このお嬢さんや若者達は半そでですが、海の上は風も強くかなり寒いと思いますが。。
お嬢さんの右側で座っている人がスキッパー(船長)といって舵を取っています。
右側のセールの下についている金属製のものはブームと云ってセールをコントロールする為の重要な部品です。ブームの下にたくさんのロープ(シートと云います。)がついていますが、これを操作してブームをそしてセールをコントロールします。風下へ走っていますが、この場合はヨットは水平に保たれますので、のんびりできます。

風上に向かって走るヨット。
正面に見えるのは豪州で三番目に長いウェストゲイトブリッジ(West Gate Bridge)です。右端はドックランズのコンテナヤード。
ヨットは2枚のセールで走ります。後ろ側がメインセール。前がジブセールと言います。左側のヨットはまだ2枚とも上げていますので、まだUターンして沖へ向かうのです。
後ろのヨットは、前のセールを降ろしていますので、もうヨットハーバーへ戻るのがわかります。風上に向かっているので、全員が風上側に一列に座って傾きを防ぐ重しの役割をしています。

プロフェッショナルのセーリング(やはり違う。)

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