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 2017年10月16日（日）
Williamstown Post & Telegraph office
ウィリアムズタウン
Wiiliamstown
メルボルン Melbourne
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豪州最初の電信は、メルボルンとウィリアムズタウンの間で、１８５４年のことであった。世界最初の電信は、ワシントンとボルチモア間で、１８４４年である。ゴールドラッシュのメルボルンは、最先端の技術を世界に先駆けて導入したのであった。
撮影データ Canon EOS 5DMarkⅡ 絞り優先AE 中央部重点平均測光 絞りF5.6 1/400秒 ISO感度 100 露出補正 オート
JPG レンズ EF 24－70mm f/2.8L USM 2017年1月19日14:25 板屋雅博 撮影
 豪州は、人口密度が低く、電信線を敷くのに条件が悪い中で、世界で電信を早く取り入れ、１９世紀の半ばには全国に普及した。
１８５８年以降、豪州の主な都市は電信でリンクされ、１８７７年にはパースまで到達した。１８７２年には世界と電信で初めて結ばれた。
アデレードからダーウィンまで９２００ｋｍを大陸を縦断して電信線が敷設せさた。１９５９年まで電信は拡張し近代化された。１９４５年までは電信は非常に使われたが、同年に電話の使用が開始され、電信の領域を侵食しだした。公用での電信の使用は１９９３年に停止した。
 豪州最初の電信は、ビクトリア植民地政府によるものでメルボルンとウィリアムズタウンの間を１８５３年から１８５４年にかけて結んだ。カナダ人の電信技士サミュエル・マクゴワン（Samuel
McGowan）によるものであった。マクゴワンは、モールス信号の生みの親であるサミュエル・モース（Samuel Morse）のもとで勉強して、仕事をしてきた。
電信線は、１７ｋｍの距離で１８５４年３月に操業を開始した。最初の年に４０００本の電信分が送信された。同年１２月にはメルボルンとジロン間に延長された。ジロンからメルボルンに向けて打電された最初のメッセージは、バララットで起きたユーレカ砦の反乱のニュースであった。
 １８５５年１月にクイーンズクリフまで、７月にはポートメルボルンまで電信線は延長された。上記の町は、メルボルンにとって重要な貿易港であり、本国英国からの輸送船が到着する場所であった。金鉱山の中心地バララットとベンディゴには１８５６年１２月に到達した。１８５７年にはポートランドなどビクトリアの主要都市には行き渡った。１８６７年には総延長２６９７ｋｍが敷設され、１２万通のメッセージが配達された。
南豪州では１８５４年に導入を計画したが、失敗が続き、１８５７年４月にサミュエル・マクゴワンに依頼してメルボルンーアデレード間が、電信で結ばれた。タスマニアではホバートとロンセストン間が１８５７年に結ばれた。NSWでは、１８５７年にシドニーとリバプール間が結ばれた。メルボルンーシドニー間は、１８５８年に開通している。クインズランド植民地は、NSWから１８５９年に分離したが、ブリスベンーシドニー線が開通したのは１８６１年である。西豪州では、パースとフリーマントルが開通したのは１８６９年であった。ビクトリアの導入が圧倒的に早かったのがわかる。つまり資金があったということである。
 ウィリアムズタウン電信郵便局
Williamstown Post & Telegraph office
住所： 1 Parker Street, Williamstown
建築年：１８６０
郵便局閉鎖：１９７９年
建築家：ウィリアム・ワーデル, CG Ross
建築請負:Daniel Sexton
建築様式：quasi-domestic style
ウィリアムズタウンの公共建築物としては最も古い建物のひとつである。ウィリアムズタウン電信郵便局は、ビクトリア州の現存している郵便局の中では最古である。
VHD
History of telegraphy in Australia
Australian Telegraph Network 1854-1877
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