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国際フラワーショートップ

チューリップとオランダ Tulip & Holland

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2009年4月16日(水)
チューリップとオランダ Tulip & Holland
国際フラワーショー 
International Flower & Garden Show
ロイヤルエキジビジョンビルディング
Royal Exhibition Building
カールトンガーデン Carlton Garden
メルボルン Melbourne
この場所の地図 Google Map

少しづつ朝晩の気温が下がってきました。小高い丘では紅葉が見ごろとなっています。

昨年の今日 2008年4月16日(クイーンズカレッジ

撮影データ:Canon EOS 5D MarkUプログラムAE シャッター速度 1/160秒 絞りF2.8 評価測光 ISO感度 400 AWB 画質圧縮率 sRAW2 レンズ EF24-70mm f/2.8L USM

 チューリップは、ユリ科の植物で、150種ほどの原種がある。園芸的に多種多様の花が開発され数百種類に及んでいる。
古代のペルシャ帝国に花や名前は由来している。
球根から栄養増殖により増やしていく。

園芸的に新しい品種を開発する人を育種家(ブリーダー Breeder)と云い、開発を育種(ブリーディング Breeding)と云う。
エジプト、中国の古代文明時代から育種は始まっている。現在、我々が市場で見たり食べたりしている植物は、全て育種の結果、生まれてきた品種と云ってよい。より効率的な目的で改良が必ず加えられている。
温暖な地や、寒冷な土地で育てられるようにする環境適応性。耐病気性、耐虫特性などの改良。収穫量の増大。栽培管理上の特性。おいしさ、美しさなど商品特性の改良などの目的である。

テッセラーチューリップ Tesselaar Bulbs
ビクトリア州に移民したオランダ人夫妻(Cees and Johanna Tesselaar)がダンデノン丘陵で経営するチューリップ球根農家。

毎年9月中旬から10月中旬に開かれるテッセラーチューリップ祭り(Tesselaar Tulip Festival)が有名。

チューリップ祭り公式Web

テッセラーチューリップ

こうやって育種家が改良した植物は、その育種家が権利を独占できる。その特性や内容によってと特許が取れる場合もあるが、一般的には新品種登録(種苗登録)を行う。これによってその品種に関しては20年の独占権が認められる。

 1600年代にオランダは、インドネシアのバタビア(ジャカルタ)に東インド会社の本拠地を置いてアジアを貿易をほとんど独占していた。1641年には長崎の出島に商館を開いている。1642年には東インド会社の船長アベルタスマンによってタスマニアが発見されている。
日本、中国、台湾などとの独占貿易によって莫大な利益を上げていたオランダは、裕福な貴族、商人たちが競って新しい花卉植物を輸入していた。同じ1600年ころ、オランダのライデン大学で中近東から輸入されたチュウリップの研究が盛んになっており、ハイブリッドなどの育種の方法により改良がなされた。改良されたチューリップをめぐって投機が起きて、世界最初のバブルが起こり、チューリップバブルと名付けられている。

 現在でも、オランダは、世界最大の花卉市場アースメールを保有する世界最大の花卉大国である。
チューリップを始めとして膨大な花卉の特許、種苗登録を保持している。

アースメール花卉市場公式Web

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