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ジャパンフェスティバル

居合(立身流) なぎなた(武甲流)

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2009年5月19日(火)
居合(立身流) なぎなた(武甲流)
Japanese Martial Art
ジャパンフェスティバル 
Japan Festival
ボックスヒル Boxhill
ベルグレイブ線、リリデール線
メルボルン Melbourne
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今朝は、深い霧がメルボルンシティと周辺のサバーブを埋め尽くした。冬の風物詩の霧と熱気球の時期となってきた。

昨年の今日 2008年5月19日(ポッサム Possum

Canon EOS 40D 絞り優先AE シャッター速度1/500秒  絞りF4.0 評価測光 −2 ISO感度 3200 AWB  画質圧縮率 JPEG
レンズ EF 24-70 mm f/2.8L IS USM


 居合とは、刀身をさやに収めた状態で、敵に相対して、抜刀と共に相手に一撃を加えて敵を倒す剣道の技術だ。
通常の剣道は、刀を抜いた状態で戦うのに対して、非常に不利であるので、通常の戦闘には使いにくい技術だが、普段の状態、非戦闘態勢から、瞬時にして敵を倒せるので、不意打ち、闇討ち、室内などの狭い場所などの場合に非常に効果的である。高度なテクニックと訓練が必要とされる。柳生流、香取神道流、立身流などがある。
一刀のもとに敵を倒してしまう点が特に重要な点だ。一般の戦争には向かないが、幕末維新の京都の騒乱では大いに効力を発揮した。

メルボルン古流研究会では、立身流(たつみ)の居合術を指導している。

 なぎなたは、日本古来の長尺の剣を使った武術。平安時代から伝わっている。比叡山延暦寺の僧兵などが使って有名になった。一対一の戦いの場合に長尺の武器が有効であった。
室町時代になると、戦闘形式が歩兵(足軽)による密集戦にとなり、より短く、太い槍や、胴太貫などに変わっていった。

メルボルン古流研究会では、戸田派武甲流薙刀術を指導している。一般になぎなたは、対剣術を想定しているが、この流派は、なぎなた対なぎなたも多く伝承している。

越前の朝倉家に仕えた戸田清眼を流祖とし、関東の戦国武将である北条氏邦夫妻がこれを学んだと伝えられる。

 メルボルン古流研究会は、Liam Keeley師範を道場主として、立身流(たつみ)居合術、戸田派武甲流薙刀術のふたつの武術を指導している。

Melbourne Koryu Kenkyukai

Melbourne Koryu Kenkyukai
169 Bulleen Rd
3105 Bulleen
Melbourne Koryu Kenkyukai公式Web

keeley@netspace.net.au

世界道場ガイド

 古武術は、現代武道に吸収されたり廃絶したりした流派が多いが、メルボルンでは本格的な道場があり、研究も盛んだ。

ジャパンフェスティバルでは単なる日本文化のメルボルンへの紹介にとどまらず、日本で廃れつつある文化をメルボルンが継承をしていることを紹介するという逆の意味でも意義深い。

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