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メルボルンF1グランプリ 2010

小林可夢偉 クラッシュの瞬間

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2010年3月28日(日)
小林可夢偉 クラッシュの瞬間
決勝 Qualifing Session 
メルボルンF1グランプリ2010
Melbourne Australian Formula One Grand Prix
アルバートパーク Albert Park
メルボルン Melbourne
この場所の地図 Google Map

メルボルン全体を雲が覆っており曇り。レース直前には小雨が降った。いったんは雨用タイヤを履いたものの、各チームはドライタイヤにすぐに変更した。

撮影データ
Canon EOS 5D MarkUマニュアル露出 スポット測光 絞りF10.0 1/500秒 ISO感度 6400 AWB 画質圧縮率 JPEG オートフォーカス AI サーボ レンズ EF400mm f/2.8L IS USM

クラッシュする小林可夢偉のBMWザウバー。画像の順番では、本来は4枚目。

 事故は、レース直後の第6コーナーで起こった。
左側は、小林が乗るBMWザウバー(カー番号23番)。既に何らかの自損事故で左側のタイヤに損傷が発生している。その他の車には損傷は見られない。
右はぶつけられるトロ・ロッソのブエミ、その右後ろは、ウィリアムスのヒュルケンブルグ。

決勝レースは、28日(日)の午後5時過ぎにスタートした。第6コーナーでの順位
@レッドブルのセバスチャン?ベッテル(ドイツ)、Aフェラーリのフェリペ?マッサ(ブラジル)、Bレッドブルのマーク?ウェバー(オーストラリア)Cルノーのロバート?クビサ(ポーランド)Dメルセデスのニコ?ロズベルグ(ドイツ)Eマクラーレンのジェンソン?バトン(イギリス)Fマクラーレンのルイス?ハミルトン(イギリス)Gフォース・インディアのエイドリアン?スーティル(ドイツ)Hウィリアムスのルーベンス?バリチェロ(ブラジル)

小林のBMWザウバーがブエミのレッドブルの右後ろに激突。 更に後ろのヒュルケンブルグのウィリアムスにもぶつかる寸前。

Iルノーのヴィタリー?ペトロフ(ロシア)JBMWザウバーのペドロ・デ・ラ・ロサ(スペイン)Kフォース・インディアのヴィタントニオ・リウッツィ(イタリア)Lトロロッソのハイメ・アルグエルスアリ(スペイン)Mヒスパニア・レーシングのブルーノ・セナ(ブラジル)
NBMWザウバーの小林可夢偉Oトロソッソのセバスチャン・ブエミ(スイス)Pウィリアムスのニコ?ヒュルケンベルグ(ドイツ)

この順番で第6コーナーへ入ってきた。


左側は、追突されたブエミのレッドブル
中央部は、ブエミの車に追突した後で、クラッシュした小林のBMWザウバー。
後ろ側にヒュルケンベルグのウィリアムズ。
BMWは、かなり損傷が激しくタイヤがねじれている。ウィリアムズは、クラッシュしたかに見えるが、うまく衝突を回避しておりほとんど損傷を受けていない。



トップの画像は、この画像のすぐ前に入るべき画像。
左前のタイヤが横向きになったままコントロールが効かない状態となっているが、まだ小林は、ハンドルを左に切ってコントロールしようと試みているのがわかる。
しかし左車輪が無い状態で、コントロール不能に陥ったBMWザウバーは、このまま斜め左方向へ向かって突進してきた。すなわち私がいるカメラマン席へ向かってかなりの速度で横滑りしてきた。カメラマン席の前には大型コンクリートとその上部には金網のフェンスがあるが、コンクリートに激しく激突して小林のBMWザウバーは停止。
大量の破片がカメラマン席や観客席に飛び散った。カメラマン席のフェンスには、カメラ用に大きな空間が空いていて、大きな破片が入ってきたら、危険な状態であったが、幸い細かい破片だけに留まった。

車体にはほとんど損傷がなかったが、砂に埋まってスタックして、動きがとれなくなったウィリアムス。
後輪回して、砂地を脱出しようと試みるが、むなしく砂をかきあげるのみ。
既に緊急車両がコースに入ってきた。


茫然とする小林。
体に怪我は無い模様。
係員から声かけられたが、ショックのせいか声も出ない。
5分ほどたたずんでいたが、レースの再開と共にピットへ戻っていった。
小林可夢偉は、バーレーンGPに続いてのリタイアとなった。
結果を出すことが求められるF1では厳しい2010年のスタートとなった。
今回のメルボルンGPでは残念な結果となったが、特に怪我もない模様であり、来週4月4日のマレーシアGPではがんばってもらいたい。

無傷の車体を見てがっくりするヒュルケンブルグ。
アルバートパークは、1周6kmのコース。コース南側のピット前のメインスタンドまえ直線コースをスタートすると500mほどで一番観客が多い第一、第二コーナーがある。二番目の直線コースを終えるとメルボルン総合スポーツセンターの前で第三コーナー。その先のボブジェームズ野球場のところで第四、第五コーナーとなる。その後、メルボルンのシティに一番近い北側の500mの直線を終わったところに第6コーナーがある。全体の三分の一の場所。時間にしてスタートから30秒の地点。即ち、小林、ブエミ、ヒュルケンベルグの3選手はスタートから2km、30秒でメルボルングランプリは終わったことになる。ぶつけた小林はともかく、ブエミや損傷がなかったヒュルケンベルグは残念なグランプリとなった。

運ばれるセバスチャン・ブエミ(スイス)のトロロッソ。車体番号16。
スクーデリア・トロ・ロッソは、レッドブルの京大チーム。レッドブルのイタリア語がトロロッソ。ただしレッドブルがルノーRS27エンジンを使っているのに対してトロロッソは、フェラーリ056エンジンを使用している。

スタート直後の1周目でクラッシュが発生。2周目から4週目までセーフティーカーが入った。その間の8分間で、3台のレースカーをクレーンで持ち上げて、フェンス外へ運び出す。
アルバートパークレースコースには、直線後のコーナー8か所に砂場が設けられて、緊急車両や対応チームが揃ってる。即ちこの8か所が一番、事故の危険が多い場所である。急減速するので写真を撮りやすく、カメラマンが一番、集中する場所でもある。


 小林可夢偉のBMWザウバー
前輪は、左右とも完全に脱落している。後輪もかなり損傷が激しい。
フリー走行時の小林選手のBMWザウバー。

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2009 F1グランプリ

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