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愛知サムライ隊

愛知サムライ隊 出陣式

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2010年7月16日(金)
愛知サムライ隊 出陣式
ビクトリア州−愛知県友好30周年記念
伊吹レストラン Ibuki Restaurant
メルボルン Melbourne
この場所の地図Google

愛知サムライ隊のパレードを控え、テレビ局の撮影が伊吹レストランで行われた。


撮影データ Canon EOS 5D MarkUプログラムAE 評価測光 絞りF7.1 1/200秒 ISO感度 6400 露出補正 AWB JPG レンズ EF 24-70 mm f/2.8L USM 発光

 愛知県とビクトリア州は、1980年に友好提携をして、今年で30周年になる。
これを記念して、神田愛知県知事をはじめ、知立市、東海市、豊明市など関係者総勢100名を越すメンバーがメルボルンを訪問している。中でも目玉は、7月18日(日)と19日(月)に行われるパレード。鉄砲隊5名、つぶて隊3名、槍隊3名、抜刀隊8名などが勢ぞろいする。トレジャリーガーデンで午後1時にサムライ隊が登場。法螺貝が鳴り響く中、礼砲が発射される。一連の儀式を執り行った後、トレジャリーガーデンをパレードする。2時半に州議会パーラメントの前で、ジョン・ブランビー州首相、神田愛知県知事や参列者、招待客の前で、記念パフォーマンスが行われる。
火縄銃の礼砲とはいえビクトリア州議事堂前で、外国の部隊が銃を撃つのは、ビクトリア州の歴史が始まって以来のこと。

 午後、3時からは、パーラメントの中で、記念調印式、レセプションパーティが行われる。神田県知事から、ブランビー首相へ、冑2頭が贈呈される。冑は、『織田信長』と『本田忠勝』の名前の本格的なもの。かぶとは、社団法人日本甲冑武具研究保存会の甲冑師、熱田伸道氏(本名:小川伸夫氏)の作。今回のサムライ隊の武具の多くは熱田さんの作品。火縄銃は、全て明治以前の作品。これは銃刀法により、新しく製作を禁止されているため。
 
 ビクトリア州と愛知県の関係は、トヨタ自動車がビクトリア州に進出したことが大きな影響を及ぼしている。自動車産業は、裾野が広く多くの雇用を生み出している。トヨタのビクトリア州に於ける存在が愛知県とビクトリア州の友好関係の背景にある。ビクトリア州の好調な経済は、トヨタ車の販売にも好影響を及ぼしている。ビクトリア州は、オーストラリアの6州の中では、最も製造業が盛んだ。今後もビクトリア州と愛知県の製造業への取組みは続き、更なる友好関係の構築が期待される。
 
 右側は、名古屋で活躍するDJでタレントの栗巣グレンさん。やはり日本甲冑武具研究保存会のメンバー。単なるコスプレではなく、サムライの伝統を大切にし、愛する日本とオーストラリアの架け橋になりたいと熱く語る。今回のサムライ隊では、英語で、用具や伝統の解説を担当している。パレードでは先陣を務める。

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