2011年6月5日(日)
リーナ 李娜 Lina
全仏オープン French Open
ローラン・ギャロス Roland Garros
フランス France
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2011年全仏オープン女子シングルス決勝は、中国のリーナ 李娜 Linaが初優勝を飾った。リーナは、中国人としてまたアジア人として男女を通じて初めてのグランドスラムの優勝者となった。
湖北省武漢市出身。武漢は、揚子江の港街で李白の黄鶴楼の詩で有名な観光と工業都市。1982年生まれ29歳。身長
172cm
体重 62kg 利き手 右
バックハンド 両手打ち
撮影データ Canon EOS-1D Mark III
シャッター優先AE AIサーボAF 評価測光 1/800 絞りF5.0 ISO感度 320 露出補正
ホワイトバランス くもり JPG レンズ EF 400mm f/2.8L 撮影 板屋雅博
李娜は、8歳からテニスを始め、1999年に17歳でプロ入り。2005年の全豪オープンから4大大会にデビュー。いきなり3回戦まで進んで非凡な才能を見せている。
2006年に入ると、全仏オープンで3回戦まで進出。ウィンブルドンでは、ベスト8まで進み、中国人として初めてのウィンブルドンベスト8入り。全米オープンでは、4回戦まで進んでいる。 2010年の全豪オープンでは、李娜と鄭潔(ジェン・ジー)のふたりの中国人選手が女子シングルスのベスト4に入った。アジア人女性がグランドスラム、ベスト4は、伊達公子以来。
2011年全豪オープンでは、アジア人女性として初めてのグランドスラム、女子シングルス決勝に進んだが、キム・クライシュテルスに6-3,
3-6, 3-6 で惜しくも敗れた。
全豪オープン後にWTA世界ランキングで、第7位となり、世界のトップ選手のひとりになった。
李娜は、その身体特徴を良く生かした典型的なベースラインプレーヤー。
コートの深いポジションから、力ず良いストロークを打ち出す。必ずしも相手コートの最深部を際どく狙うプレーはせず、オーソドックスに相手の玉を打ち返すプレーを継続する。マリア・シャラポア、キム・クライシュテルスなども同じタイプだが、ストロークの正確さでは、今年の李娜が上回っている。
全豪オープンでは、キム・クライシュテルスの熟練さが一枚、上回っていたが、全仏では、昨年の優勝者フランチェスカ・スキアボーネを圧倒した。
筆者は、全豪で李娜ののびやかなプレーに驚くと共に、今年中にグランドスラムで1勝することは確実と見ていた。
4大大会最高成績・シングルス
全豪 準優勝(2011)
全仏 優勝(2011)
全英 ベスト8(2006・10)
全米 ベスト8(2009)
2011年の女子シングルスでは絶対的な女王が不在となっている。2010年前半までは絶世であったセリーナウィリアムスが怪我で離脱。その後は、キャロライン・ウォズニアッキ、キム・クライシュテルスがWTA1位となってきたが、女王には定まっていない。29歳と遅咲きではあるが、今年の女子シングルス界の一角を占めるのは間違いない。昨年の全仏オープンで準優勝したサマンサ・ストーサにも期待したい。
全仏オープン2011サム・ストーサ
WTA世界ランキング 最新5月末
1.キャロライン・ウォズニアッキ Den
2.キム・クライシュテルス ベルギー
3.ベラ・ズヴォナレーワ ロシア
4.ヴィクトリア・アザレンカ ベラルーシ
5.フランチェスカ・スキアボーネ 伊
6.サマンサ・ストーさ 豪
7.李娜 中国
8.マリア・シャラポア ロシア
グランドスラムの優勝者のポイントは、2000点。李娜は、5月末の4635点から6635点に上がり、その時点でヴィクトリア・アザレンカに続いて、第五位に上がる。
世界ランキング WTA
テニス365
アジア勢としては、初のグランドスラム優勝を果たした李娜.。
写真は、2011年全豪オープン決勝にて。夫の支えがなにより大切と話す。
世界の女子テニス界に中国パワーを示すか注目される。
2011年全豪オープン決勝
Li Na 李娜 Wikipedia
全仏オープン(Wikipedia)
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