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メルボルン カップ  2011

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2011年10月25日(火)
メルボルン・カップ馬券買い方指南
この馬に賭ける!!
メルボルンカップ Melbourne Cup
フレミントン競馬場 Flemington Racecourse
メルボルン Melbourne
この場所の地図 Google Map

バケーションシーズンの到来を告げる第151回メルボルンカップは、来週の火曜日に開催される。日豪プレス誌にメルボルンカップ馬券買い方指南とうタイトルの記事を書いたので、編集前のものだが載せる。

撮影データ Canon EOS 40D 絞り優先AE 絞りF3.5 1/1250秒 評価測光 ISO感度 320 露出補正AWB JPG レンズ EF 70-200mm f/2.8L USM 撮影:板屋雅博

スプリングレーシングカップ最大のイベントである第151回メルボルンカップは、
11月1日に開催される。国家をフリーズさせる競馬(Stop the Nation)と呼ばれ、毎年11月第一火曜日と定まっている。競馬と共にファッションも有名で、1年間のファッションスケジュールもメルボルンカップとオークスを頂点に組まれている。
メルボルンカップは、夏のバケーションシーズンのスタートを象徴するビッグイベントである。メルボルンカップの前哨戦とされるG1重賞レース、コーフィールド・カップ、コックス・プレート、ジロン・カップでのレース結果をベースにレース展開と優勝の行方を探る。
 

VIC州では祝日となるなど、社会で公認の競馬だけに、会社、家庭などみんなで馬券を買って楽しむのはメルボルンの常識。メルボルンカップに晴れ着で出かけ、フレミントン競馬場やクラウンカジノプロムナードの特設会場、フェデレーションスクエア、家庭で楽しむ。競馬を通して社会人のマナーを学ぶとまで云えるのがメルボルンカップの特徴だ。


フランス馬、アメリケインが本命か?
史上初めてメルボルンカップを制したフランス馬となったアメリケインが帰ってきた。2010年メルボルンカップでは、重馬場の中、ゴール前の直線で一番人気のソーユーシンクを抜き去ったシーンは、まだ観衆の目に焼き付いている。今年は、ムーニーバレー・ゴールド(G2)で勝ち、仕上がりは順調。オッズではトップを走っている。騎手ジェラルド・モッセ(Gerald Mosse)、 調教師Alain de Royer-Dupreもフランス人と今年もフランス旋風が吹くか、楽しみなところ。
昨年のメルボルンカップでは朝から断続的に強い雨が降る重馬場のコンディションであったことは参考にしたい。


優勝請負人の異名を持つ怪物調教師バートカミングの動きも注目。メルボルン・カップでも12度の優勝経験を持っており、今年はドイツからの輸入馬イロ―(Illo)、昨年のメルボルンカップ8位のプレシーデンス(Precendence)が出走予定。2頭は、オッズでは中ほどに位置している。高配当が狙えるし、バートカミング調教馬であり、入賞の可能性としては高い。単勝又は複勝でそれぞれ1−2枚、買っておくと楽しめる。

 
 10月15日には、メルボルン・カップの前哨戦ともいわれるコーフィールド・カップが開催。1着賞金150万ドル。コーフィールド競馬場の芝2,400メートルに18頭が出走し、サザンスピードが2分28秒44で優勝した。ジョッキーは、クレイグ・ウィリアムズ 
2着にはグリーン・ムーン(Green Moon)、3着にはタラモア(Tullamore)が入った。
コーフィールドカップの優勝馬は、メルボルンカップの出場権が与えられるが、トレーナーのレオンマクドナルドによると現時点では参加は微妙だ。

10月22日のコックス・プレートは、1着賞金180万ドル。ムーニーバレー競馬場の芝2,040メートルに14頭が出走。優勝は、ピンカー・ピンカー(Pinker Pinker)。ジョッキーは、コックス・プレートで2回目の優勝となるクレイグ・ウィリアムズ。2位には、ニュージーランド馬のジミー・ショー(Jimmy Choux)、3位には、リキンドル・インタレスト(Rekindled Interest)が入った。


メルボルンカップの前哨戦であるコーフィールドカップとコックス・プレートの2大G1レースを制したのはクレイグ・ウィリアムズ。これまでG1重賞レースで28勝を挙げているベテランジョッキーだ。メルボルンカップでの勝利の期待も大いに高まっている。
現在のところ騎乗馬は発表されていないが、クレイグ・ウィリアムズに賭けるのも十分に良い方策だ。
もうひとつの前哨戦として知られるのが、10月20日に行われたジロン・カップ。昨年は、アメリケインが優勝して弾みをつけて、メルボルンカップに乗り込んだ。今年は、デュナデン(Dunaden)が勝って、オッズの上位に上がってきた。
オッズ5位前後の馬では、ルーカス・クラナッチ(Lucas Cranach)、グリーン・ムーン(Green Moon)、ドイツ産馬バウアー(Bauer)が注目。
 
メルボルンカップ当日には、メルボルンカップを含め10レースが行われる。第一レースは、午前10時20分から。メルボルンカップは、第7レースで午後3時に出走。
第五レースではアサヒビールが買収したシュウェップスがスポンサーするシュウェップストニック1000、第6レースでは、トヨタがスポンサーしているレクサス・ハイブリッド・プレートが行われる。この辺りから腕試しをしてみるとコツが呑み込める。
各レースは、45分ほどの間隔でスタートする。
 
 
さてどの馬を買うか?
今年は、昨年のソー・ユー・シンクのような圧倒的な人気馬が不在の混迷レースが予想される。アメリケーン、デュナデンを2軸とした正統的な流し買いがベースとなる。バートカミング調教馬を単勝、複勝で勝ってみるのもレースに対して面白みが増す。
アメリケーンとバウアー、イロ―と組み合わせて仏独のヨーロッパ勢トップ独占もありうる。


●Win(単勝)…1着の馬を当てる。
アメリケーン、デュナデンなどの一番人気馬は、配当が低いので、わざと外して中堅の馬に焦点を当てる。ルーカス・クラナッチ、グリーン・ムーン、バウアーなどの馬で勝負したい。クレイグ・ウィリアムズが騎乗する馬が出走すれば、是非とも買ってみたい。
●Place(複勝)…3着までに入る馬を当てる。配当は低いので、プレシーデンス、イロ―、タラモアなど高配当の馬が狙い目。
●Quinellas(馬連複)…1着、2着を順不同で当てる。
アメリケーン、デュナデンを軸にして、ルーカス・クラナッチ、グリーン・ムーン、バウアーなど実力馬を流す。高配当かつ当たる可能性もそれなりに高いので、お勧め。
●Trifectas(3連単)…1着、2着、3着を着順通りに当てる。予想は困難だが、超高額配当であり、お遊びで1−2枚買ってみるのも面白い。

 
スプリング・レーシング・カーニバルの最後を締めるのはオークスとステークス。オークスは、11月3日(木)に行われる。メルボルンファッション競技会の年間優勝者が決まる女性デーでもある。大本命のアトランティック・ジュウェル(Atrantic Jewel)と対抗馬ドワガー・クイーンで決まり。ステークスは、11月5日(土)に開催される。こちらも大本命のブラック・キャビア(Black Caviar)が抜きんでている。

メルボルンカップは、ファッション、BBQなどいろんな楽しみ方があるが、やはり馬券を買うと盛り上がり方も違う。メルボルンのマナーのひとつが馬券である。ぜひ数枚、買ってメルボルンの春を満喫しよう。

<C>■Melbourne Cup
会場:Flemington Racecourse(400 Epsom Rd., Flemington VIC)
日程:11月1日(火)、3PM出走
Web: www.melbournecup.com
   src.racingvictoria.net.au

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