シティ案内

今日の一枚へ

ヤラ川A

ランナバウト Runabout

メルボルン百景トップ

2009年5月3日(日)
ランナバウト Runabout
サンドリッジブリッジ Sandridge Bridge
ヤラ川 Yarra River
メルボルン Melbourne
この地区の地図Googole Map

ヤラ川には、いくつかの橋があり現在では大型船は遡れない。小型のモーターボートや手漕ぎボートが優雅に遊覧を楽しんでいる。

昨年の今日 2008年5月3日(ベトナム人街 ビクトリア通り

Canon EOS 5D MarkU絞り優先AE シャッター速度1/640秒  絞りF2.8 評価測光 ISO感度 100 AWB 画質圧縮率 sRAW2
レンズ EF24-70mm f/2.8L USM

 ランナバウトは、4人乗り、8人乗りなどの小型モーターボートの一種で、比較的穏やかな水面をのんびりと楽しむ為のボートを云う。一般的には美しい木造艇であることが基本だ。
デッキは、段差が無く(シングルデッキ)滑らかな表面を持っている。
ハンドル(ステアリングホイール)は、操縦席(コックピット)の右側部に設置されている。操舵系統は中央部だ(センターコンソール)。
コックピットの前方下には、小規模の部屋キャビンが設置されており、トイレや簡易ベッドなどが備わっている。

 最初にランナバウトが登場したのは、1920年代だ。第二次世界大戦で多くの船舶が使用され技術的な革新が進んだ。
小型のモーターボートの開発も進み、その過程でランナバウトも生み出された。
当時は、レースも行ったれっきとしたスピードボートであった。船体(ハル)流線型をしており、ほとんど突起が無いのはスピードを重視したためだ。もうひとつの特徴は、当時のヨットに採用されていた小型艇後部でティラーと呼ばれる操舵装置を通して舵(ラダー)を操舵する方式を取らずに、コックピットからステアリングホイールで操作する方式に統一したことだ。このため、船長は、前方を向いて操作ができるようになってより快適になっている。

 現在のヨットやモーターボートは、ほとんどがグラスファイバーやプラスチック、ステンレスなどの金属で製造されている。素材技術が進化してより高性能の素材がより安くできるからだ。
1950年代以降は、木製の美しいランナバウトは数が少なくなっているが、欧米、オーストラリア、日本などで現在も製造が続けられている。

アンティックボートMuseum

 イタリアのリバ社がランナバウトの世界的な有名ビルダーである。

1961 19' Riva Runabout

1959 26' Riva Runabout

日本では佐野造船が有名だ。

Sano 24 Runabout

ヤラ川A 

このページのトップに戻る

inserted by FC2 system