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ヤラ川 @

メルボルン大学ボート部艇庫 Melbourne University Boat Club Shed

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2015年5月2日(土)
メルボルン大学ボート部艇庫
Melbourne University Boat Club Shed
ヤラ川 Yarra River
メルボルン Melbourne
この場所の地図 Google Map

プリンセス橋南詰東側に7戸のボート艇庫があるが、一番東側の艇庫がメルボルン大学ボート部艇庫だ。豪州で最も古いボート部として知られる同部からはオリンピック選手などを多数、輩出している。

撮影データ Canon EOS 5D シャッター速度優先優先AE 評価測光 絞り 8.0 1/500秒 ISO感度200 露出補正 -1/3 オート JPG レンズ EF 70-200mm f/2.8L /USM 2015年1月22日 11:36
撮影:板屋雅博


 メルボルン大学艇庫は、2階建て木造で、設計は A S Eggleston で、1908年にオープンした。この年はメルボルン大学ボート部の設立50周年に当たる記念の年であった。同ボート部はメルボルン大学のマーティンアービング(Martin Irving)教授が設立者である。アービング教授は英国オックスフォード大学卒業で在学中はボート部に所属していくつもの大会で入賞している。アーヴィングは1856年にメルボルン大学の古典第二主任教授として来豪した。オープニングセレモニーではWilliam Kernot教授が挨拶をしている。
ボート部艇庫は建築業者 R T Jamesが785ポンド建設費で建設した。ボート部は1859年に創部されたが、ボート部艇庫が完成するまでの50年間はプリンセス橋に一番近い場所に建っていたフラーとジャレムの艇庫(Fuller and Jerram's shed)を借りて練習していた。当時のシティのボートチームは自分たちの艇庫を持ってなく、主に競争用ボートメーカーが保有する艇庫にチームのボートを預けていた。

 メルボルン大学艇庫は、1909年にエイトが9艇、フォアが5艇、ペアが4艇、スカルが1艇を保有していた。当初の艇庫ハウスは横幅10.7mm、奥行き20.7の大きさがあり、オレゴン材の枠材とユーカリ材の板材で作られていた。寄棟屋根に小さな見晴台が北東の角にあり、ヤラ川を見下ろしている。。(トップ画像の左上の部分)
1階はボートの格納庫であり艇や機材が置かれている。2階にはクラブ室やシャワールーム、トイレなどがある。ヤラ川面と反対側の両面にかなり深いベランダがある。ベランダは3つのアーチで囲まれたベイがある。建物の西側のコンクリート製の建物は1972年に設置された。

メルボルン大学ボート部はオープンクラブ制を取っておりメルボルン大学の学生でなくてもクラブメンバーになれる。クラブにはユース(21歳以下)、エリート、一般、マスターズ(年配用)の4つのコースがあり、現在、400名のメンバーがアクティブに活動している。また1000名のOBやサポートメンバーがいる。メルボルン大学ボート部メンバーは豪州代表のジュニア、ユース、エリートの各チームで重要な役割を果たしている。オリンピックには1912年のストックホルム大会から2012年のロンドン大会まで選手を送っている。もちろん宿命のライバルはシドニー大学である。

メルボルン大学ボートハウスはファンクションスペースとして一般に貸出をしている。会議、パーティや結婚式、祝宴会場など多目的スペースとしてレンタルが可能。

メルボルン大学スポーツ



 年会費 
Elite member $200
Ordinary membert$804 ($67.00/mth x 12mths)
Return to Rowing member $430
Spring Heads member $430
Overseas member $50  (海外メンバー)
Coxswain $250
Junior Member (Years 10 & 11) $250
Year 12 Student $725
Melbourne University Approved Beginner $350
Social member $50

Onmydoorstep

メルボルン大学ボート部公式Web


History of Australian Rowing

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