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日豪プレス 6月号 AFL 2009 熱戦レポート Volume 2

メルボルン百景トップ



Vol 2  聖者(セインツ)の行進 

9ラウンドでは、セントキルダとジーロンが全勝でトップ2強。 

第二グループがウェスタン・ブルドッグス、ポート・アデレード、ブリスベン・ライオンズ。

最も注目を集めているのは、得失点差でトップにいるセントキルダ・セインツだ。

得点こそジーロンには及ばないが、失点は、リーグで他チームより200点以上少ない。

防御力がリーグ断トツに優れており、攻撃力も十分にあり、攻守のバランスが良いのが特徴だ。

注目の選手を紹介しよう。

フォワード:ニック・リーウォルド(背番号12番)キャプテンで攻撃の要。193cm、96kgの恵まれた体を使った迫力ある突進が見ものだ。新聞のトップを飾っている。

ジャスティン・コジツキ−(23番)相手ゴール前に陣取り確実なキックで得点する。シャープな顔立ちの二枚目。

ミッドフィルダー:ルークボール(14番)小柄ながら走力があり、渋いプレーに徹する仕事人。

ニックダルサント(26番)チーム一の人気者。ディフェンスの中心。

ラックマン:マイケルガーディナー(15番)199cmのジャンプ力はリーグトップクラス。突進する形相は、映画の悪役そのもの。

※ラックマンとは、中央のサークル(センターサークル)で審判が高く上げたボール(センターバウンス)をジャンプして取りあうプレーヤーのこと。AFLで一番の見せ場。

連勝を重ねるセインツの赤、白、黒の縦縞がシステマチックにスタディアムを駆け廻るその姿は、セインツ(聖者)の崇高さを思わせる。

ラウンド14に予定されているジーロンとの対決は、今シーズン最大の山場だ。

それまで両チームとも全勝街道を走るのか? 

第二位グループから挑戦するチームがあるのか?ますます白熱するAFLから目が離せない。

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