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AFL 2010

日豪プレス5月号 

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      メルボルン・デーモンズ、名門復活へ?   (852文字)

2008年、2009年と2年連続最下位のメルボルン・デーモンズが好調だ。RD1ではホーソンに11761と惨敗して、今年も低空飛行かとファンをがっかりさせた。ところがRD2では強豪コリンウッドを8685とあわやというところまで追い込んだ。その勢いを駆ってRD3ではアデレードを撃破。RD4ではリッチモンドに11378と大勝。2008年はわずか3勝、2009年も4勝しか出来ずに失望してきたデーモンズファンは、久々に好調なスタートきって溜飲をさげた。メルボルン・デーモンズは、18595月設立のAFL発祥のチーム。2ヵ月後に設立されたジローン・キャッツと共にAFLを引っ張ってきた大黒柱だ。

しかしこの10年を振り返ると2000年の3位を最期に、中位から下位を低迷している。

長く同じチームがトップに居座ることが出来ない理由として、AFL独特のドラフト制度がある。前年の最下位のチームが一番に選ぶ権利がある。

メルボルンは、昨年のドラフト1位トム・スカーリー、2位ジャック・トレンゴーヴなど若い選手が活躍はじめており、これから注目のチームだ。

もうひとつの注目のチームは、西豪州パースの南のフリーマントル市に本拠地を置くフリーマントル・ドッカーズ。別名フレオ。AFL16チームの中で、唯一、優勝経験が無い。このフレオが開幕から3連勝してAFLファンや一般市民を驚かせた。フリーマントルの上昇もデーモンズと同様にドラフト制度による。

 デーモンズとドッカーズ。このふたつの意外なチームが今年のAFLの鍵となる可能性は大きい。

今月のルール:AFLがサッカー、ラグビーなどと最も異なるのは、オフサイドが無いこと。 敵ゴール前に陣取ったフォワードがボールをキャッチすれば、そこから簡単にゴールへ蹴りこみ6点が入る。特に最期の4Qは、ディフェンスが疲れてきているので、大量得点が入る。大逆転や、ダブルスコアゲームが成立するのはこの為だ。AFLは下駄を履くまで勝負の行方は判らない。



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