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F1グランプリ2012

フェルナンド・アロンソ フェラーリ

メルボルン百景トップ

2012年3月25日(日)
フェルナンド・アロンソ Fernando Alonso
フェリッペ・マッサ Felipe Massa
フェラーリ Ferrari
メルボルンF1グランプリ 2012
Australian Formula One Grand Prix
アルバートパーク Albert Park
メルボルン Melbourne
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フェラーリが不調だ。マシンに問題があるのか、スピードが上がらない。名門復活はまだ先が長い。

撮影データ Canon EOS 1DMarkV 絞り優先AE AIサーボ 評価測光 絞りF5.0  1/800秒 ISO感度 100 露出補正 -1/3 AWB JPG レンズ EF 400mm f/2.8L USM 連続高速撮影
2012年1月18日板屋雅博 撮影



 かつての常勝軍団フェラーリが勝てない。昨年2011年は、レッドブル、マクラーレン、そしてフェラーリが3強であった。しかし2012年は、フェラーリは取り残され、レッドブル、マクラーレンの2強の戦いと云って良い。
2011年は、レッドブルが12勝(ベッテル11勝、ウェバー1勝)、マクラーレン6勝(バトン3勝、ハミルトン3勝)に対して、フェラーリは、なんとアロンソの1勝のみ。マッサに至っては5位が最高という体たらくである。
今年は、マレーシアGPで、アロンソが早くも1勝を上げたが、これは激しい雨天の結果であり、試合の駆け引きがうまいアロンソとしては、してやったりのレース。

 フェルナンド・アロンソ(スペイン)
2005年、2006年の世界チャンピオン
2005年当時では史上最年少の世界チャンピオン。その後、ルイス・ハミルトン、更にセバスチャン・ベッテルに更新された。
現在30歳のベテラン。
2001年にイタリアのミナルディレーシングチームからF1に参戦。2002年にルノーにテストドライバーとして移籍。2003年から2006年までルノー。2007年にはマクラーレンへ移籍。2008年、2009年は、マクラーレンへ逆戻り。2010年にフェラーリへ移籍。F1での優勝回数は、27回。
2010年には、優勝回数5回であったが、2011年は、1回のみ。
車番は、5。
ヘルメット頭頂は、青。

フェルナンド・アロンソ公式ウェブサイト

フェラーリ公式Web

  メルボルンGPの予選を見てみたい。レーシングテクニックや、レースの駆け引きが大きく物をいう決勝と違い、1台づつで走るマシンの純粋な性能を見るにはむしろ予選が判りやすい。
@ルイスハミルトン マクラーレン1:24.922
Aジェンソンバトン マクラーレン 1:25.074
Bロマングロージャン ロータス 1:25.302
Cシューマッハ メルセデス 1:25.336
Dマークウェバー レッドブル 1:25.651
Eベッテル レッドブル1:25.668
Jアロンソ フェラーリ 1:26.494
L小林可夢偉 ザウバー 1:26.182 
Oフェリッペマッサ フェラーリ 1:27.633

1位のハミルトンと11位のアソンソでは、1.5秒ほどの差があり、16位のマッサに至っては2.6秒もの大差がある。

 逆には、マクラーレンが速いのがわかる。
エンジン別でみると、マクラーレンとメルセデスが、メルセデス製のエンジン。レッドブルとロータスは、ルノー製のエンジンを使っている。一方、フェラーリ製のエンジンを使っているのは、フェラーリ、ザウバー、トロロッソで、上位には1台も入っていない。

 2012年F1第二戦であるマレーシアGPでの予選結果を見る。
@ハミルトン マクラーレン 1:36.219
A バトン マクラーレン 1:36.368
Bシューマッハ メルセデス 1:36.391
Cウェバー レッドブル 1:36.461
Dキミ・ライコネン ロータス 1:36.461
Eベッテル レッドブル 1:36.634
Fロマングロージャン ロータス 1:36.658
Gニコロスブルグ メルセデス 1:36.664
Hアロンソ フェラーリ 1:37.379
Kフェリッペマッサ フェラーリ 1:37.731
P小林可夢偉 ザウバー 1:38.069

マレーシアGP予選成績は、メルボルンGPとまったく同じ結果である。
メルセデス製とルノー製のエンジン勢が上位、フェラーリ製エンジンは、劣っていることがはっきりと判る。


 予選の結果から他にも判ることがいくつかある。
ミハエル・シューマッハが、メルボルンGPで4位。マレーシアGPで3位と気を吐いている。決勝は、約1時間40分の長丁場であり43歳のシューマッハにとっては、きついものがあるが、ドライビングテクニックでは、定評があり、メルセデスのマシンで優勝もありえる。
2007年の世界チャンピオンキミ・ライコネンがメルボルンGP決勝で、小林に次ぐ7位、マレーシアGPでは5位に入った。ロータス・ルノーは、同僚のロマン・グロージャンも予選では好タイムを出しており、期待される。


 形式:フェラーリ タイプ056 エンジン
排気量:2,398cc  推定740馬力
最高回転数:18,000rpm(FIA規定)
気筒数:V型8気筒
バルブ数:32
バルブ駆動:圧搾空気式
ピストン口径:98mm(FIA規定)
Vアングル:90度(砂型鋳造アルミブロック) 燃料:シェル V-Power
潤滑油:シェル・ヒリックス・ウルトラ
燃料供給装置:マニエッティマレリ製デジタル電子制御燃料噴射
点火供給装置:マニエッティマレリ製静電気式電子制御点火装置

2012年F1グランプリでフェラーリ タイプ056エンジンを使用しているF1チーム。
フェラーリ
トロ・ロッソ
ザウバー
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