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テニスクラシック 11月号

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 Go豪リニューアル用原稿  女を磨くトータルケア

   美容、健康を考える前に、メルボルンの気候、天候上の特質について知っておきたい。
   具体的な対策は、今後、このコーナーででひとつづつ説明していきたい。

   まず最初に乾燥の問題がある。
   冬場、夏場などに限らずメルボルンは、1年中、乾燥していると云って良い。 
   統計データ的には、年間湿度は、日本と大きくは違わないが実感、体感としては大きな開きがある。
   乾燥の実際の肌への影響も十分に強いということをしっかり知っておくことが必要。
   乾燥への対策を十分に取ることが要求される。

   2番目の問題は、紫外線が挙げられる。

   オゾン層の破壊により、オーストラリアは、紫外線が強い。 夏場のオーストラリアで最も気をつける必要があるのは、日焼け対策。

大気圏のオゾン層は、紫外線から人間を守る役目を果たすが、南極大陸やオーストラリア上空ではフロンガスなどの影響でオゾン層が破壊されて薄くなっている。この部分をオゾンホールと呼ぶが、その影響で、オーストラリア、特に南部の州では、紫外線が強く、皮膚がんの大きな原因となっている。

地球は、太陽系の中で楕円軌道を描いて1月に最接近し、紫外線のレベルは、非常に高くなる。サマータイムの期間である10月から4月にかけて、オーストラリア南部では昼間の紫外線のレベルが3以上になり、非常に強力な時期。紫外線のレベルは、13まであり、6以上が危険区域。Sun Smart UV Alertのウェブサイトで毎日の紫外線情報がチェックできる。

オーストラリアは、紫外線などが原因で発生する皮膚がんの一種であるメラノーマの発生率が世界一高い。毎年1700名以上が皮膚がんで死亡しており、交通事故での死亡者数を上回る。

 オージーの総人口の3分の2は、70歳になるまでに皮膚がんにかかっている。

オーストラリアでは、犯罪、交通事故よりも日焼けのほうが恐ろしいというのが実態。


Time in Australia

日焼け止め政府規定(pdf)

 Vic Health   Sunprotection

オゾンホール

日焼け止め剤   Sunscreen

Sunday Afternoon   Ultra Violet  気象庁紫外線  紫外線  UPF50+  Sun protective clothing  キッズラップ Sun Smart UV Alart

最新トピックスfromオーストラリア 

Aussie Press (11月号:10月18日締切)

タイトル:

オーストラリアの日焼け、炎天下対策

 

日本と季節が逆のオーストラリアは、春から夏に向かって暑い季節を迎えようとしている。 

テニスコートは、ほぼ全てが屋外にあるので、十分な日焼け対策や、炎天下対策は欠かせない。

オーストラリアオープンもセンターコートのロッドレーバーアリーナ、ハイセンスアリーナを除いては、すべて屋外コートだ。

今回は、オーストラリアの炎天下対策、日焼け対策について紹介しよう。

 

サマータイムは、おおらかなオーストラリアの象徴?

オーストラリアの多くの州では、10月からサマータイム(オーストラリアでは、デイライト・セービングと云う。)が始まった。

州によって若干、制度が異なり、南部のビクトリア州(州都メルボルン)、NSW州(同シドニー)、南オーストラリア州(アデレード)、タスマニア州(ホバート)では、サマータイムは、1時間の調整で、この期間、日本との時差は2時間となる。日本が午後5時の時に、メルボルンやシドニーでは午後7時。 クインズランド州(ブリスベン)、西オーストラリア州(パース)では、サマータイムを導入していない。オーストラリアは、連邦政府制を取っており、外交、軍事などを除いて、多くの権限が各州に委ねられているが、時制もそのひとつだ。

サマータイムの始まり、終わりも各州の自由裁量によるので、F1グランプリなどスポーツ大会の都合で変更されることも多い。各州の時制がまちまちだと、ビジネスや生活で混乱が起きそうだが、実際には問題が起きたとは聞いたことが無い。おおらかなオーストラリアならではだ。

 

夏場のオーストラリアンは、夜9時まで屋外でテニスを楽しむ。

サマータイムの期間中は、夜9時近くまで屋外は明るい。会社帰りにテニスを2−3時間ほど楽しんで、更にクラブに設備してあるBBQなどで楽しんでから帰宅する人も多い。

テニスクラブは、おとなの社交場であり、テニスをすることと同じくらいお茶やビール、おしゃべりを楽しむ。特に夏場は、人々の心も華やいで、夜更かししがちになる。

 

オゾン層の破壊により、オーストラリアは、紫外線が強い。

夏場のオーストラリアのテニスで気になるのは、日焼け対策。

大気圏のオゾン層は、紫外線から人間を守る役目を果たすが、南極大陸やオーストラリア上空ではフロンガスなどの影響でオゾン層が破壊されて薄くなっている。この部分をオゾンホールと呼ぶが、その影響で、オーストラリア、特に南部の州では、紫外線が強く、皮膚がんの大きな原因となっている。

地球は、太陽系の中で楕円軌道を描いて1月に最接近し、紫外線のレベルは、非常に高くなる。サマータイムの期間である10月から4月にかけて、オーストラリア南部では昼間の紫外線のレベルが3以上になり、非常に強力な時期。紫外線のレベルは、13まであり、6以上が危険区域。Sun Smart UV Alertのウェブサイトで毎日の紫外線情報がチェックできる。

オーストラリアは、紫外線などが原因で発生する皮膚がんの一種であるメラノーマの発生率が世界一高い。毎年1700名以上が皮膚がんで死亡しており、交通事故での死亡者数を上回る。

オージーの総人口の3分の2は、70歳になるまでに皮膚がんにかかっている。

オーストラリアでは、犯罪、交通事故よりも日焼けのほうが恐ろしいというのが実態。

 

日焼けを防ぐには?

オーストラリア政府は、各自の紫外線対策を強く市民に求めており、特に子供たちの日焼け防止は、親の義務とされている。

日焼けを防ぐには、サンスクリーン(日焼け止めクリーム)、帽子、サングラスが三種の神器だ。

子どもたちは、帽子の後ろ側に首まで隠れるカバーがついたタイプのものを被っている。 紫外線防止指数(UPF)50+の衣服、水着、帽子が販売されている。日本でも一部、輸入されている。

直射日光に当たらなくても角膜、水晶体を守るため、サングラスの着用は、必須。これも目保護指数(EPF)があり、9以上のものでオーストラリア規格製品が見安。

私立学校には、子どもたちに日焼け防止処置をしない親には罰金を科すなど厳しい方針を取っているところもある。

オーストラリアでは、幅広の帽子、サングラスをした子供たちを良く見かけるが、かわいいとばかりは云ってられないシリアスな問題なのだ。

夏場は、日差しが強く自覚もしやすく、日焼け止めを使わない人は少ないが、案外、忘れがちなのは、冬場。冬の曇った日に、テニス、ゴルフをして、真赤に日焼けした経験がある日本人は多い。

曇っていても寒くても、紫外線の影響は変わらないので要注意。

 

オーストラリアン・オープンの1月が最悪の時期

オーストラリアン・オープンが開催される1月は紫外線の影響が最も強く、わずか10分で深刻な日焼けを引き起こす時期。常日頃、警告を受けている地元オージーと違い日本など海外からの観光客は、オーストラリアの極度の紫外線の強さを見落としがちだ。

政府系機関は、英語で覚えやすい標語を作ってスローガンとしている。

スリップ:太陽光を遮る効果がある長そでを着用しよう。

スロップ: SPF30以上のサンスクリーンを出かける前の20分以内に塗る。以後、2時間毎に。

スラップ:顔、頭、首、耳をカバーする幅広帽子を被ろう。

シーク:日蔭に入ろう。

スライド:オーストラリア規格を満たすサングラスを着用しよう。

オーストラリアの日焼け状況が如何に厳しいかがこのスローガンを見てもわかるだろう。

屋外コートでのテニスの場合、日蔭、長そでは難しいが、それ以外は厳守することが命を守る。

 

テニスクラブでの日焼け防止対策

多くのテニスクラブや学校では下記の対策を取っている。 

夏季期間中のテニスコンペやソーシャルテニスは、午前11時から午後3時までは、行わない。(北部オーストラリアでは午前10時から午後3時まで)

木々の植樹や人工シェードを建設して、できるだけ日蔭を作る。

プレーヤーや、観客が使用するSPF30+のサンスクリーンは、クラブで無料準備する。

子どもたちのサンスクリーン、幅広帽子は義務化。

日焼け対策のクラブ、学校としてのポリシーを明確にして、メンバー、ビジターの教育を行う。

 

異常高温にも注意

200927日にメルボルンでは、464度とオーストラリア沿岸部の人が住む地域としては史上最高温度を記録した。

オーストラリアン・オープンでは、気温が40度を越し、テニスコートの温度が異常な高さになると、異常高温ポリシーが適用され、センターコートの屋根の閉鎖、試合の中断などが決定される。

40度を超える状況でテニスをする人はプロ以外は、あまりいないだろうが、紫外線情報など天気予報には気を付ける必要がある。

 

夏場の対処法を間違うと、文字通り命取りになりかねないのがオーストラリア。

いつもはリラックスしたオージーも、こればかりは真剣に取り組んでいる。

 








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