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Aラッセル〜スワンストン

アッセンブリー ホール Assembly Hall

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2014年4月16日(木)
アッセンブリー ホール
Assembly Hall
コリンズ通り Collins Street
メルボルン Melbourne
この場所の地図 Google Map

コリンズ通りとラッセル通りの交差点にスコット教会がある。その西側に立つのはスコット教会の付属設備であるアッセンブリーホールである。

撮影データ Canon EOS 5D MarkU 絞り優先AE 評価測光 1/60 F10.0 ISO感度 100 オート 露出補正 -1/3 JPG レンズ EF 24-70mm f/2.8L USM
2014年1月17日8:12 板屋雅博撮影



アッセンブリー ホール
Assembly Hall
住所:156-160 Collins Street
建築年:1914 - 1915
建築目的:ホール
現在の用途:ホール
階数:4階
建築期:エドワーディアン
建築様式:ネオゴシック
建築家:Henry Kemp
建築請負:スワンストンブラザーズSwanson Bros


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 この場所は、スコット教会の土地であった。スコット教会の初代牧師のジェームズフォーブス(James Forbes)の宿舎牧師館が1841年に建てられた。ごくシンプルな宿舎であった。2代目の牧師ヘザリントン(Hetherington)の時代の1852年に2階建の牧師館が建てられた。牧師館は1897年にビクトリア植民地長老派教会(プレスビテリアン教会)の総会(General Assembly)に5000ポンドで販売された。1914年から1915年にかけて現在のアッセンブリーホールが建設された。4階建の構造でギャラリーを含み900名が着席できる大きな講堂と事務所、キリスト教関係の本の販売所などを持っていた。5階は1935年頃に増築された。





 アッセンブリーホールは、クイーンアン様式やフェデレーション様式の民家を得意としたヘンリーケンプの代表的な作品である。アッセンブリーホールはゴシック様式であるがこれはヘンリーケンプの作品にはほとんどない。ヘンリーケンプは、メルボルン労働者大学(現RMIT)の第二期拡張工事でゴシック様式を用いた建物をデザインしている。また隣りのスコット教会の建築デザインとの調和を意図してデザインしている。

コリンズ通り

 メルボルンの長老派教会はオーストラリアの長老派教会の中で最も裕福で力を持っていた。その財力がアッセンブリーホールの建築にも十分に繁栄されている。




2008年、アッセンブリーホールは、スコット教会は、ラッセル通り側の講堂や州遺産に指定されている駐車場が解体されることに伴って教会事務所やミーティングホールとして目的で買収したもの。解体されるラッセル通り側の講堂などの跡地には10階建ての建物が建設される予定である。
教会の最初の建築物は建物に大きな亀裂が走り、崩壊の危険性があるため一部、解体される。



 

 

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