ANZゴシック銀行（旧 ES&A銀行）は、角に立地するゴシック銀行と右隣のメルボルン・ストック・エクスチェンジ（株式交換所）ビルから成っている。両方の建物ともゴシックリバイバル様式であり、メルボルンの全盛時代である１８８０年代から１８９０年代に流行した様式である。ゴシック銀行は、メルボルンでゴシック様式が採用された最初の建物である。建築設計は、大御所ウィリアム・ワーデルであるが、詳細なレイアウトは銀行頭取のサージョージ・バードン（
Sir George Verdon）である。外観は、控えめなデザインで、内装は優雅に装飾されている。伝統的なゴシック様式であり、ワーデルはそれまでは教会建築で名を成していた。１８８３年に建設が始まり、１８８７年５月にオープンした。建設費は予算の２倍の７７０００ポンドに及んだ。
ANZゴシック銀行（旧 ES&A銀行）は、角に立地するゴシック銀行と右隣のメルボルン・ストック・エクスチェンジ（株式交換所）ビルから成っている。両方の建物ともゴシックリバイバル様式であり、メルボルンの全盛時代である１８８０年代から１８９０年代に流行した様式である。ゴシック銀行は、メルボルンでゴシック様式が採用された最初の建物である。建築設計は、大御所ウィリアム・ワーデルであるが、詳細なレイアウトは銀行頭取のサージョージ・バードン（
Sir George Verdon）である。外観は、控えめなデザインで、内装は優雅に装飾されている。伝統的なゴシック様式であり、ワーデルはそれまでは教会建築で名を成していた。１８８３年に建設が始まり、１８８７年５月にオープンした。建設費は予算の２倍の７７０００ポンドに及んだ。
１階のフロア全体は、銀行業務室であり、２階と３階は、支店長の住居であった。１８８８年にジョージ・バードン頭取が引っ越してきて、引退まで住み続けた。１９３４年から１９５７年まではリセウムクラブ（Lyceum
Club）が賃貸した。１９２３年にふたつのビルは合体して１階の銀行業務室を拡張し、事務所を貸出し、保管銀行業務を始めた。ANZ銀行はゴシック様式で建築された最初のES&A銀行であり、ES&A銀行のトレードマークとなった。内装と外装に施された雄大なスケールと優雅な装飾の点で当時のメルボルンで最も素晴らしい建築物と言われた。ゴシック銀行とストックエクスチェンジビルは、共にメルボルン建築界の大御所であるウィリアム・ワーデルとウィリアムピットの傑作建築である。
ゴシック銀行の中にあるバードンチャンバースは広大な空間に特徴があった。当時メルボルンは都市区の拡大計画を持っていたが、１９２１年にゴシック銀行は取り壊して再建築する代わりに、ふたつの銀行を合併して内部をリノベーションするという方針にした。ストックエクスチェンジビルの内部のカテドラルルーム（Cathedral
Room）も公共ビジネスアリーナとして使用された。
ゴシック銀行は、１８８０年代の銀行ブーム時代を象徴している。また１８９０年代の不況が来た。
ANZ ゴシックバンク (Gothic Bank)